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分人のこと、再び

最近またとあるところで、ある人と知り合いになりました。といっても向こうは知り合いと思っていないかもしれません(後述)。

つまり、ネットで知り合った、というわけです。

私はネット上で自分の情報の8割はさらしてます。もちろん、残り2割は絶対に晒せないものです。その2割が自分のアイデンティティの中核といえるかもしれません。
そしてその2割と上辺のネットで晒している8割とは、分離はそれほどしていません・・・でした。

しかし、ネットでふらふらするようになってから、この二つの乖離は、解離に近づいていて、二重人格性を帯び始めています。

というのも、ネットでは、2割の方で知り合う人と、8割の方で知り合う人がいるからなんです。

この2割の方で知り合う人は、だいたい、そでもふれずに別れていくものですが、そのうちの1%ぐらいが8割の私に触れるようになってきます。

というか、その1%の人には何かを感じて、私の8割も晒すことをする、というわけです。

そうすると、とっても不思議な事が起きます。
通常の生活では私の8割で付き合っているだけで、永久に2割とは関わり合わないのですが、さきほどの1%の人は、私の10割ーーーはおおげさでも、8割は軽く超える部分を知っていることになります。 

ネットで知り合った1%の人のほうが、深い付き合いになってしまう・・・のはそういうことか、と思います。


ところがところが、自分はそうであっても、相手はどうかわかりません。
私は単純な2つの分人をもっているだけかもしれないのですが、相手は、もっと複数の分人を持っていて、いくつもの自分を、ネットで作り、また現実にも作っていることもあるわけです。

そもそも分人を多く作ってしまいがちな女性的なジェンダーの人は、それが社会的要請されていることもあって、そのようにしてしまうでしょうね。

そうすると、自分は10割(近く)だしていたとしても、そして、相手がそれぐらい出していると思っていても、たかだか5割である可能性があるわけです。 
ネット上で知り合って、そしてトラブルになるとき、上のようなすれ違いが、特に異性間(異性的ジェンダー間)に起きるような気がしています。

そういえば、ネットでバカなこと(最近では、おでんにゆびをつっこむこと)をやるのは、だいたい男性ですよね。あれをやることで、自分(の10割)が知られてしまうことがわからない、あるいは、わかっていてもやってしまう、のかもしれません。

男性性とは、単純な分人である、といえるのかもしれません。


簡単に言うと、ちょっと裏切られた(気持ちがしている)気分で書いた、ブログでした(笑)。 

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