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2013年1月

中国結婚式行顛末(3)

ということでいよいよ結婚式であります。

台湾と同じように中国の結婚式も、「だいたい」というのと「きっちり」というところがあり、そのへんの「あうん」はどこの文化にもあると思うんだけど、おもしろいものである。
たとえば、結婚式は18時から始まるのだけど(挙式と披露宴が同じ時間にあるのね)招待客は、18時から三々五々やってきてテーブルに付き、かつ、ぼちぼちではじめた料理を食べるのである。このへん、慣れていないとびっくりする(こっちは台湾で慣れていたけどね)。
かつ、招待客は、普段着。(たぶん、むしろ普段着なんだと思う)。
ところが、花嫁花婿は、玄関で、しかも部屋の入り口ではなく、結婚式場の玄関で、18時からずっと招待客を出迎えるのである。
福州という中国南部とはいえとっても寒い結婚式場(大きな中国料理店)の一階のロビーでずうううと出迎えるのである。
そのときの写真。

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この姿で1時間待ち続けるのである。これは、試練だわ。

つまり、客は完全に、客なのよね。

会場の様子。

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席の上にあるのは引き出物。日本とは違って、これがお菓子みたいなものなんだよね。

そして、客が座って行く。
また、それぞれの両親が座る。私が座るテーブルは舞台の一番そば。
ここに、両親も座り、なんと新郎と新婦も座るのである。
私の前に二人が座ることになるというわけ。

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そして、ちょうど1時間経った時に、新郎と新婦が会場に入ってくる。

このへんは、そうなっているようだ。

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当然、爆竹が鳴ったと思う。

二人が舞台に立つ。

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ここで、指輪の交換。介添え役は友だちみたい。

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このあと、シャンパンタワーとか、キスとか、二人の挨拶とか。

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そして、私の挨拶。覚えた中国語を披露。
「祝你们新婚快乐!」これだけを覚えて大声で。 
まあ、受けたね・・・。ほんまかな。

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このあと一回お色直しがあり、新郎が友人や親戚に飲まされてダウンし、
など、日本の結婚式でもありがちなことがあり、おひらき。

このあと、なんと新郎の実家を訪れました。
新郎の家には、二人の寝室ができていたのだけど、こんな感じ。

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寝れないよね・・・。
これみんな、「子どもがたくさん生まれるように」というおまじないみたい。
一人っ子政策は、すでに有名無実化しているようです。いろいろ裏技をあるみたいで。

寝室のそばにはこんな光景が。

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二人の写真が大きく引き伸ばされており、かつ、二人の写真集もベッドに。

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この習慣は、台湾でもよくみたけど、日本ではどうなんやろ。そろそろ流行るかな。
それとも、恥ずかしがりの日本人はやらないか。
あ、今年は少なくともあと二つ日本で結婚式をやるので、比べてみたいです。

そんなこんなで、結婚式は終了。私たちは、ホテルに帰ったのです。

中国結婚式行顛末(2)

さて、ここから19時45分までの6時間を空港で待ったのです。

というものの、私はこういうことが以前あったので大丈夫だったのですが、
妻は大変暇そうでした。御飯食べて、空港じゅうのお店を見て、またカフェに行って
ようやく吉祥航空に乗ることができたのであります。

ふううう。


さて。

ようやく、福州空港に到着。

待っていたのは、3人の人達。

一人は、花嫁の大学時代の友人、陳さん。もう一人は、陳さんの恋人の
楊さん。最後は、花婿の弟、陳さん。同じ陳さんなので、弟陳さんと恋陳さん(はじめの人ね)と区別。

恋陳さんと楊さんと私(これは翌日の写真)。

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えっとね、この二人ラブラブ。ずっと手をつないでいやがるの!
で、恋陳と名づけたり。

で、この写真の一番左が弟陳さん。

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ちなみに、真ん中と一番右が結婚した二人。

ま、はっきり言って、わが教え子肖さんは、兄と弟とを交換するべきだったね。
花嫁も、「顔ではない」とはっきり言っている(笑)。 

こうやって、29日は過ぎていきました。
(本来この日は、花婿の家族とご飯を食べる予定でしたが流れました)

12月30日
翌日は、恋陳さんとヤンさんに連れられて、福州探訪。
福州はあまり見るところがない、ということでしたが、一番手近な三坊七巷へ。
ここは古い町並みが残っているところということでした。

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三坊七巷の町並み。

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この通りの両側に古い町並みが残っているのだけど、なかは新しい感じのお土産屋
みたいなのがあるので、ちょっと興ざめしつつ、でも、そのお土産屋自体がおもしろいので、
お店を覗きながらゆっくり歩きました。また、通りから外れると巷がありそこはそこでおもしろいのであります。

その後、麺を食べ、福建博物院へ。ここは、福建省の博物館です。

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ここで、おもしろいものを見つけましたよ。ほれ。

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そう、ここ福建省は、尖閣諸島(釣魚島)が所属していると中国が主張しているところです。
(4つ目の展示は、釣魚島:歴史と主権 と書いています)
この展示も含めて、じっくり中の展示物を見ましたよ。
この展示は、写真パネルと古文書によって、中国支配の正当性を訴えるものでなかなか興味深かかったです。 

この手のことに興味ある人は行ってみたらどうかな?こういうこと、知っているのかな?

でもね、面白ことに、こんな写真が壁に貼ってあるんですよ。 

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つまりね、ほとんどの中国人にとっては「どうでもいいこと」なんよね。

反日の「は」の字もないんだよね。

ということで、もう夕方。いよいよ結婚式です!!!!
(つづく)

中国結婚式行顛末(1)

ということで、2013年もすでに3日でございます。

へろへろの中国帰りから少し立ち直ったので、中国行きの顛末を。
12月29日
 広島空港から上海を経て、福州に至るフライトに出発。
 広島空港のカウンターのおねえさんから、上海浦東空港で荷物をピックアップ
 する必要があることを告げられる。
 ・・・・私は、アメリカからカナダの乗り継ぎで時間がなくて必死に走った
 記憶があるので、乗り継ぎはとてもいや。特に、機内預け荷物があるときは。
 でもしかたがないので、そのとおりに。荷物は二つ預ける。
 
 広島空港940出発 中国東方航空 上海浦東空港着 1000過ぎ(現地時間)
 予定では、上海着940だったので20分遅延。福州行きは、1145発。
 国内便ではチェックインは30分前までに終わる必要があるので、時間が短く
 なっている。
 広島空港出発時にはおねえさんに、二つの荷物には「bussines」のタグを付けて
 早めにターンテーブルに荷物が出るようにはしてくれた。
 
 上海到着後、ビジネスクラスのバスになぜか乗れて建物に移動。入国審査を経て、
 ターンテーブルへ。この時点ですでに、10時40分ぐらい。
 そして一つ目の荷物がすぐに登場。ピックアップ。 
 が、二つ目の荷物が出てこない。 11時を過ぎた。11時10分。 
 あああ、もうやばい。そこにいた係員のおねえさんに、英語と中国語と日本語の
 ちゃんぽんで伝える。なんとか伝わる。一緒に探してくれる。が、そのうち荷物
 が出てこなくなる。ああ、荷物がなくなったのか・・・・いわゆる、ロストバゲージか・・・
 
 係員のおねえさんに言われて、乗り継ぎのカウンターへ。そこのおねえさんに話
 するが(もちろん、英語と中国語と日本語のちゃんぽんで)とにかく
 チェックインして乗れ!ということ。つまり、荷物を置いておけ、ということ。
 これではらちがあかないので、荷物問い合わせ係のカウンタへ今度は行く。

 ここのカウンタのおねえさんは、ほんとに親切だった。英語ももちろん、日本語
 も少しできたのが良かった。ここで待っておれ、調べてやるよ、と言ってくれる。

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