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2009年6月

売買春とケータイ

先日もまた、広島県の中学校教師が児童買春の疑いでつかまった。

今日考えたいのは、この教師に売った方のこと。

売春が援助交際、エンコー、援助、などとことばがかわり、日常化したのだろうか。

売った側のことについて話題になることがまったくなくなった。

上のような人間に売っている側の問題(悪いとかそういうことだけではなく)、についてもう人々は関心がないのだろうか。
なぜ、中学生が売春することについて、大騒ぎしないのだろうか。
この国は、売春することは、管理買収ではない限り、合法化しており、未成年でも売る側は問題がなくなったということだろうか。

売春がゆるされるのかゆるされないのかについて、喧々囂々の議論をしたのは、もう10年以上前の、今はなき愛知県立短期大学児童福祉学科での授業だった。

昼間は看護士やアルバイトで働く学生たちと、この問題を考えあった。
ゆるすもの、条件付きで許すもの、絶対に許さないもの、
そういった議論の跡は、私の手元にある「売春論」という小冊子にまとめている。

もうそういうことは議論しなくてもいいのか。
売春した中学生は、そのまま大人になるのか。
それが許されるのならば、買春側だけが罰せられるということについて、この中学生はどう感じるのか。



ケータイの発達が、売春問題を問題化させなくしている大きな原因だと思ってしまう。






下のような会合をやります。
時間のある方はぜひ覗いてみてください。


子どもとケータイを考える 第4回 学習会の案内
パネルデイスカッション第2弾    資料代 300円(学生以下無料)    
       「ケータイについてみんなで語り合おう、
     考え合おう、子どもの未来のために」
        とき  2009年7月4日(土)10:00〜13:00
        ところ 広島大学教育学部 L107教室(東広島市鏡山1丁目)

主催「子どもとケータイ・インターネットを考える会」
      代表 難波博孝 広島大学大学院教授(国語教育学)
      後援   広島県教育委員会に後援を申請中

  この会では、これまでに子どもとケータイ・インターネットについての学習会を、3回にわたって重ねてきました。5月2日の発足総会により、ようやく準備会段階から正式の会の発足に至りました。これまでの経過は以下の通りです。

第1回は高等学校のケータイ事情を、アンケート調査をもとに学び、世代毎に交流しました。
第2回は高校生、大学生、母親、教師と4人のパネラーを中心に議論をし、世代を超えて交流しました。
第3回は業者(NTTドコモ)を呼び、安全教室とともに、業者の立場でケータイ事情を聞きました。

第4回目となる今回は、再びパネルデイスカッションで大いに語り合いたいのです。コーデイネーターは難波博孝先生。再び高校生、大学生、親、教師から一人ずつ4人の方に、”それぞれのケータイ事情”を語っていただきます。そして、日本の未来を託す子どもたちに先輩として最上の環境を用意したい。その一念で集い、これからの日本のケータイのあり方を真摯に考えてみたいのです。
  今回は広島大学を舞台に、世代を超えて語り合いましょう。小学生、中学生、高校生、大学生大歓迎。また親子で、お気軽にお出かけ下さい。

 732-0052 広島市東区光町2-8-3-202
「子どもとケータイ・インターネットを考える会」          
電話(FAX)082-263-4089 Eメールh-sk@go7.enjoy.ne.jp

                   

演劇学会に行った!

 

大阪市立大学で演劇学会がありました。

私の中学校からの友人、O先生が走り回って準備をしていました。

杉本町の駅でO先生がポスターを貼っているのを発見。

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こんな偉い先生が、ここまでのことを(泣)。

しかも笑顔で(号泣)。

あの、わが・・で、女た・・のO先生がここまで(超号泣)。



演劇学会。

なかなかおもしろかったです。

演劇と教育の部会、結構よかった。

国語教育の研究、他流試合、できます。

それが確認できました。

あと、地方でがんばっている演劇人のシンポジウム、よかった。

「演劇は役に立つんか!!」

という、地域の人々のことばに、演劇が応えられるのか、

そんな重い問いに、自分たちは直面している、と、この人々は語っていました。


思わず、

「教育は、人々の役に立っているのか」

と、自分に投げかけていました。

演劇でも、実践と研究の乖離は、大きいんだなということも知りました。


その他、いろいろな人に会いましたが、疲れたので、これで。

久しぶりに、舞台の夢でも見ようかしら。

「お、バス停か」

ってね、O先生(笑)。











初のコネタマ参加(朝ご飯)


コネタマ参加中: 毎日の朝食、あなたはご飯派? パン派?

ということで、初のコネタマ参加です。

まあ、更新を続けることを優先しようと思って(恥笑)。

で、朝ご飯。

私は、 こうなっております。

日常・・・・・・パン

非日常・・・・ご飯

まず、日常から。

私は、自分で朝ご飯を作ります。

現在のラインナップは、

手作りの食パン。

バタ。

目玉焼きまたはオムレツまたはスクランブルエッグ。

ソーセージまたはベーコンまたはハム。

トマトジュースにて作りたるホットスープ(塩こしょう、とうがらし入り)

コーヒー。

となっております。

気づきました?

この書き方、ホテルの、バイキングではない朝食のメニューの書き方です。

そう、私は、日常は、ホテルの朝食を楽しんでおる訳です。

わざわざ、小さめのトレイに全部並べて食べるのです。

まあ、これに、マーマレードがあれば、なおいいっす。

こういうホテル的朝食を日常的に食べることで、うれしくなって仕事に行く訳です。

ところが。

休みの日や、ホテル等に泊まったとき。

ご飯派になります。

(ただし、バイキングではないホテルに泊まったときは、本当のホテルのブレークファーストをいただきます)

ご飯を食べると、食べ過ぎるんですよ。

その食べ過ぎた感じが、とっても、休みポイ感じでいい。

(だから、仕事で泊まったときは、ホテル、しかも、バイキング的ホテルが多いので、パンになります。この食事は、悲しい、パン食です)

この朝食、小学生のときからずっと同じ。(中身は少し変わってはいますが)。

もう、自分の、ふるさと食、という感じですね。

ところで、手作り食パンですが、うちにあるホームベーカリーで嫁が作ってくれます。

市販の食パンでもおいしいですが、 これもなかなかです。

みなさんは、どんな朝食ですか?(って聞くのが、コネタマの基本的終わり方なんでしょうねえ(笑))

こまつ画伯個展にて

お久しぶりです。

いやあ、6月はまったく更新できていません。

そう、空梅雨がいけないんです。

私の、脳の水分が飛ばされていくほどの、蒸し暑さ。

これで夏なら、まあ、我慢しますわ。

けど、まだ夏じゃない。

ということは、我慢して我慢して、ああもうすぐ涼しくなるうう、ではなく。

我慢して我慢して、ああもうすぐ夏だああ みたいな。


我慢のしがいがない!!

汗のかきがいがない!!!!!





そんな、土日。

仕事で、岡山。

その足で、京都。

そう、小松画伯の個展に行って参りました。

詳しくは、こちら


お世話になった、某会社の某さんと、劇的な人生おなじみ、女優なっちゃんとで、訪れた訳です。


いやあ、よございました。

上のリンクで見たでしょ。

いのちが零れ落ちる、花の絵です。




こまつ画伯の個展で、某会社の某さんとは楽しく談笑できたし、なっちゃんとはデートできたし、なにより、こまつ画伯の、成り上がっている姿に、出会うことができました。


こまつ先生と言わなくては行けない時期が近づいてきたのでしょうか。


少しさみしいです。


インディーズからずっと追いかけてきたバンドが、メジャーデビューした感じです。



でも、私は、こまつ画伯ファンクラブ会員一番として、いつまでも、ファンであり続けます!!!


で。


ギャラリー白川前にて、記念撮影。

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(なっちゃんとこまつ画伯は、顔出しOK。某さんは、事務所の関係でだめなんだそうです。だから後ろ姿で、って、むしろ事務所的には、こっちの方が駄目じゃん(笑))
(ちなみに、なっちゃん、次回の公演は、こちら。)

秋田ネタ、どうしよう・・

実はねえ、5月末から秋田に学会で行ったんです。
で、空き時間?を利用して、あちこち回ったのですが、
時間も経ってしまい、どこまで載せようか悩んでおります。

私は、初秋田だったので、なにもかも面白かったのですが、学会の合間に行ったので
時間がなくて、慌ただしく動いていました。

で、一つだけどうしても紹介したいところがあります。

それは、
たざわこ芸術村

ここは秋田に行ったらどうしても行きたかったんです。

ここは、わらび座という劇団が地元に根付きながら、温泉や宿泊施設、劇場はもちろん、研究所や木工施設まであるという、一大リゾート地なのです。

日本では演劇で食べては行けない。
まあ、成功しているのは、四季だけなんじゃない?テレビに出ないとまあ日本では無理よ。

みたいな、「言説」を完全に打ち砕く、たざわこ芸術村。

ここは、700人以上入る常打ちの小屋があり、金曜日以外は毎日開いているんです!
秋田の、行くにはとても不便なところに(角館からバスがありますが)こんな大きな小屋があるんです。

しかも、作や演出は、有名人を外部から招聘しています。

役者やスタッフは、演劇だけで食べられないときは、温泉や売店などで仕事をするようにシステム化されていたのです。

ここの演劇は、どこかの劇団と違って、

すべて、書き下ろしです!!!


そんなたざわこ芸術村に行きたかったんです。


ああ、でも、講演には間に合わなかった・・・・

でも行きました!!

これが劇場。

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このそばには、民俗芸術研究所があります。

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中は、民謡や民話の貴重な資料があり、一人の研究者が調べものをしておられました。

ここには多くの施設があり、温泉や宿泊もできるのですが、地ビールも作っています。そのビールを飲めるレストランもあるのです。
そこで、一杯飲みました。
このレストラン自慢の、ビーフの煮込みとともに。

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わらび座は、松山にも劇場を作ったようです。

修学旅行、遠足、老人会の催し、家族連れ。

まったくテレビなどに出なくてもやっていける施設を作ったのです。

ここの役者名鑑をごらんください。そして、多くの劇団やプロダクションのそれとくらべてみてください。

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ここには、希望があります。行くべき道が見えます。

そんな気持ちを強くした、秋田行きでした。






演劇学会の案内

演劇学会が6月下旬に開かれます。



演劇と国語教育の分科会もあり、国語教育関係者が発表します。
ぜひ来てください!!



(私の中学校時代からの悪友が司会をします!)

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2 0 0 9 年度
日 本 演 劇 学 会 全 国 大 会
プ ロ グ ラ ム
演 劇 と 共 同 体
2009 年6 月26 日(金)〜 28 日(日)
大阪市立大学 杉本キャンパス
〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
大阪市立大学 大学院文学研究科 表現文化学教室
Tel & Fax:06-6605-2456 (小田中研究室)
E-mail: odanaka@lit.osaka-cu.ac.jp

(趣旨)
演劇という表現形態は、それを生み出した共同体との関係を無視して考えることができ
ない。ただし、ここで言う共同体とは、さまざまな制度、規範、信仰、あるいは経済的
基盤によって演劇を支える社会集団、エスニシティ、国家、さらには脱国家的な共同体
といった大きな枠組みを指すだけでなく、演劇の制作に直接、間接に関わる人々、すな
わち俳優、演出家、劇作家、裏方、制作者、劇評家、さらに観客によって構成される共
同体が含まれる。
前者を広義の共同体と呼び、後者を演劇をめぐる共同体と呼ぶとすれば、両者の関わり
方、すなわち二つの共同体の間にかつて存在し、あるいは今日発生しているさまざまな
問題や、両者の今後の可能性について考察することも必要となろう。また、前者と後者
の間に介在し、いわばその橋渡し的役割を担う祭礼、集団としての教育、裁判を含めた
政治的な表象行為などが、演劇とどのような関係を持っているかについて考えることも
可能である。
今回の大会では、上記のようなさまざまな視点から、演劇と共同体との関係について幅
広い研究発表と討議、さらに個々の専門分野を越えた学際的な交流が行われることを期
待するものである。

【 参加費 】 大会の参加費は1500 円です。当日の受付でお支払いください。演劇学会
員以外の方の参加も可能です(ただし学会員以外の方は、総会への出席はご遠慮くださ
い)。
【 懇親会 】 懇親会は、第1 学生ホール1F「生協北食堂」で開催します(たこ焼きの
屋台が出ます)。会費は一般の方5000 円、学生(含大学院生)2000 円です。当日の受
付でお支払いください。


以下では、関係する分科会のみ紹介します。
詳しくは、http://wwwsoc.nii.ac.jp/jstr/
を参照してください。

6月27日(土)
共同体における演劇と教育の関係 (1)
【 8 号館813 教室 】
司会 小田中 章浩(大阪市立大学)
10:00〜10:40
コミュニケーションの学習における演劇的方法の有効性と課題 谷口 直隆(広島大学大
学院)
10:40〜11:20
話し合いの指導に対する教材「話し合い劇」の可能性と課題 _ 指導者側に着目して _
若木 常佳(福岡教育大学)
11:20〜12:00
戦後日本の学校における授業と演劇
渡辺 貴裕(岐阜経済大学)

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お待ちしています!!


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