小倉に行きました。
メインは、表向きには「がっかい」なんですが(「がっかい」ってなにかわかります?わたし、子どもの頃、耳鼻科と眼科にいやというほど通っていたのですが、ときどきお医者さんが「がっかいでおやすみ」ということがあったので、「がっかい」とはなんかたのしいイベントのことと思っていました。その後、現在の仕事を始めた頃は、「がっかい」は自分を表現し戦う場へと変わり、その次には自分の教え子が戦う場面を見守る場へと変わって行き。あああ、なんかだんだん、「がっかい」がもつ「臨場性」から遠くなっている感じだなあ)
で、もう一回言うと、表向きは「がっかい」がメインの小倉行きですが、実は、「ゆいの会」のメンバーが行う、対話型授業についてのラウンドテーブルと、その後の「ゆいの会」の月例会出席が、ほんとのメインでした。
この二つは、とてもとてもおもしろく、幸せな気分になっておりました。
そういう「がっかい」の合間に、よし!、と思って、マッサージ探しをネットでやって、言ったのであります。
まあ、あんまり時間がないので、ホテルがあった小倉駅周辺でないかなと探したりしたのですが、いわゆる出張マッサージがあるみたいなので、ネットで探したりしてみました。
ところで。
こういう出張マッサージをネットで探すと、いわゆる、「ふうぞく」関係の奴と一緒になって検索されていきますよね。
それ自体がおもしろくて、「ああ、いろんな店があるなあ」と思ってみたりするのですが。
考えてみると、人の体に触れて「なにがしかのことをおこす」という点では、みんな共通しているんですものね。
(そう考えれば、教師と牧師と導師と催眠術師と煽動師は、人の心に触れて「なにがしかのことをおこす」という点で共通していますね)
まあ今回はいわゆる「ふうぞく」系を望んでいる訳ではないので、アロマ的マッサージで来てくれるところをさがして電話。
どきどきしますよねえ。
電話してみると、おりかえして電話してくれるとのこと。
でも、結局、マッサージをしてくれる人の都合が付かず(人気のお店みたいで当日の予約ではだめみたいです)出張マッサージはおじゃんに。
そこで、翌日、とびこみでお店に行ってみようと思ったのです。
ホテルを出て、小倉駅の前を歩いていると、「リンパマッサージ」の文字が。
どうも、小倉駅の地下に、そのお店があるようでした。
しかも、午前10時からやっている。
勇気を持って、地下へ。
(お店の名前はあえて出しません)
どうもこのお店は美容室の関連店のようで、並んで営業していました。
私が泊まったホテルは小倉駅にあるホテル。美容室。リンパマッサージ。
つまり、これらのお店は、ホテルで結婚式を挙げる花嫁やその関連の方が利用するようなお店、つまり、かなり女性の方の利用が多いお店だったのですね。
受け付けに行ってみると、どうもマッサージの先生らしき人が、おしぼりを何本も持って応対。お掃除中みたいな感じ。
あ、やっていますか。
あ、あ、ちょっとまってくださいね。
大丈夫です。どのコースになさいますか?
これで。
では、こちらへ。
最初はどうなるかと思いましたが、なんとかお部屋へ。
周囲からは、女性の声しか聞こえません。
マッサージを受けている人の「ああ〜」という声。
マッサージをなさる人が出す、「すりゃ」「しゅり」という、肌をさわる音。
美容室からは、楽しく会話する美容師さんとお客さん。
なんともなんとも。
まるで、女性誌の中に飛び込んだおじさん、みたいな感じでした。
そのうち、お店の人(ベテランさん)が足湯を持ってこられました。
ここに10分間あしをつけてくださいね。
去って行かれます。
机の上には、雑誌。
女性週刊誌、ESSE、女性月刊誌 など。
あああ、やはり、場違い。
そのあとは、岩盤浴。
といってふつうのベッドみたいなのにねる。
20分。
あんまり汗はかかない。
(いいのかな)
いよいよ、マッサージです。
別室に移動。
背中がぼたんになった服をきて、なんと、仰向けに寝る。
へえ。
顔にタオルをかぶせられ、いよいよリンパマッサージ。
肩の諸肌だし。
もまれる。
というか。
ぐりぐりぐりぐり、される。
あああ、これがリンパマッサージか。
なかなか、気持ちが
いたあああああああああああああああああ!!!
あのねえ、体をぐりぐりされたたら痛いところ、あるでしょ。
そこをぐりぐりされるわけですから、痛い。
しかも、前に書いたマッサージの人に言われたのですが(黒瀬の人ね)
私は「痛さに弱い」タイプらしく(うううむ、Mになれないなあ)
だから、さらに、痛い。
と思ったら。
足にも。
ぐりぐり。
あ、なんと、ダブル。
いわゆる、3(自己規制)。
ハーレム。
では、ないっっ!!!
肩をぐりぐり。と、ふとももぐりぐり。
足裏ぐりぐり。と、首ぐりぐり。
脇の下ぐりぐり。と、ふくらはぎぐりぐり。
これが続く。
背中も。腰も。
あのねえ、どうして、これが癒し、と呼ばれるの?
これは、戦い。
これは、戦争。
私と、マッサージ師との。
私と、痛みとの。
私の中の「痛あああい」と叫びたい心と、私の心の中の「叫んだら恥ずかしいいいいい」との。
私の中のM性と、私の中のS性との。
たたかい。
ふらふら、へとへとになって、終了。
確かに、体はすっきりした。
しかしそれはマッサージによるものというよりも。
私が私に向き合う。そんな戦いのあとのすっきり感でした。
ところで、全国10万の「劇的な人生」読者の皆さんへ質問。
リンパマッサージは、痛いものですか?私は、痛いと言い過ぎですか?
二問目。
リンパマッサージでオイルを使ったときに、それを落とすためのシャワーは普通は浴びないのですか?
広島でやったことがあるアロママッサージでは、必ずシャワーがあったものですから。
おかげで、新幹線の中でも、首や背中が「ねちゃねちゃ」していたんです・・・
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