というわけで、病院に行くことになった私。
妻に車でつれられ某病院へ。
ここは、実は因縁の病院。
何年か前、妻が腹痛で担ぎ込まれた病院。
しかも、救急車で。
原因は・・・・「便秘」(笑)。
ほらほら、思い出すねえ、なんて軽口を妻にたたきながら余裕の感じ。
病院に着きました。
ちょっと恥ずかしかったけれど、問診票にも正直に、じ と。
土曜日ということもあって、とても混雑しています。
まあだんだん心を診察に向ければいいや、と思って、おもむろに
左翼雑誌「情況」などという硬派読書をやろうと開けて、
金子勝さんが吠えている座談会などを楽しんで読んでいると・・・
「なんばさあああん」
え?もう?
あわてて、診察室へ。
そして、
そこには
そこには
そこには、驚愕の事実がー
なんと、女医さんだったのですーーーーーーーー
そんなことって、あります?
女医さんですよ。
しかも、眼鏡をおかけになって、ちょっとタカビーな、
絵に描いたようなSキャラの、女医さん。
あのう、あのう、私、そっちの趣味は、ちょっとあるんですけど・・・
って、言っている場合ではない!!!
「あ、そこに座ってください」
「は、はい」
(ああ、とても事務的な感じが、これからの至福の、ちがった、屈辱の時間の序奏曲か・・・)
「じ ですか」
「あ、たぶん」
「では、そこに横になってください」
「あ、あ」
看護士一言(この方、これまた絵に描いたような、で〜〜んとしたお方)
「そっち頭で横になるんよ」
「はい」
横たわる。
女医
「ずぼんゆるめて、おしり出して」
(ひえええええええ)
(あ、冷静なふり、冷静なふり)
「はい。」
「もうすこしお尻を突き出して」
(ふわああああああああ)
ぺろっ。
しゃっしゃっ。
手袋をはめる音。
「あ、これでですね。」
ぴん。
「痛いですか」
「いえ」
(あ確認していただいた。さ、これで終わり・・)
ぐいっつ!
(e? e?)
ぐりっつ!!
女医様は指でお探りになられました。
(痛っ!)
「あ、ありますね。器具を使いますね」
(器具!!!????)
ぐいっ。ぐるぐるぐるぐる。
私のお尻が、開かれていきます。
死にそうに、痛い。
それは、明らかに、別の痛みです。
「ああ、ありますねえ。中にも。」
(中にも?そうなの?)
「はい、いいですよ。」
看護士
「ずぼんをあげて、いすに」
(ああそうか、この診察の後では、頭に血が上って、そのまま椅子に座る人が多いんだろうなあ)
「説明しますね。」
と女医さんが絵に描いて説明してくださる。
このときにはすでに、頭に描いていた妄想はすっかり飛び去り
完全に患者モード。
「なんばさんの場合は、外側と、それから内側にもありますね。
11時に大きいのと、4時と8時ぐらいに小さいのが。全部で三つですね。」
つまり、お尻を時計に見立てて、おなか側を12時と考えた場合の位置の示し方で
中の じ の位置を教えていただいたのです。
つまり私は、気づいていた外側以外に、なんと内側にも三つもあったのです。
これは、驚きました。そして確かに、痛かった・・・
「ほっておくと手術になるところでした。まあ今のところは薬で様子を見ましょう」
手術・・・・まさか、わたしが、じ の手術・・・・・
よかったあ、早めに病院に行って・・・・
というわけで、お医者様に言いつけられた薬をしっかり飲み、つけています。
ほんとうに早めに行ってよかった。
遅ければ・・と思うと、恐ろしいことです。
多分原因は最近ほんとうに辛いものを食べていたからだと思います。
みなさんも、あれ?と思ったら病院に行きましょう。
思わぬ病気を見つけることができるかもしれませんよ。
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