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2008年1月

人の出会いと本そして・・・

少し間が空きました。

1月21日 母の四十九日が終わりました。これで母は極楽に完全に行ったのでしょうか。

とはいうものの、未だに不思議な気分は残っています。いないんだなあということに慣れない。
あんなに、うるさがっていたのにねえ(笑)。

先日伺った学校で講演をさせていただいたとき、最近の家庭の状況について語らせていただきました。
ネタ本は、これ

いろいろ批判があるようですが、私の実感とはとても合います。

言うこととすることの乖離。そのことに全く問題を感じない感性。
それは多くのところに見られることであります。

私が母に何よりも感謝することは、
母は自分の欲望に嘘をつかなかったこと。

ひどいことを言ったし、わがままも言ったけれど、決してそれを
「こう言うのはあなたのためよ。」というような「まやかしを決して言わなかった。
だから私はダブルバインドにならなくてすんだと思います。

言うこととすることを一致させること。

今日の福士さんは、その意味でかっこよかったです。
彼女はマラソンで、言った通りに全力で飛び出しそして失速し負けました。
プロではない走りだ、とか言われそうですが、私はそういう人に言いたい。

やることをやれ。

今まで日本は「言わぬが花」という文化の中で、ことばがうまくない人が多く
そんな中でちょっとことばがうまい人が出ると持ち上げます。
その極みは、小泉さんでしょうか。

そのあと、なんかしらんけど、雨後のタケノコのように、ことばたくみな政治家やそれに類する人が多くなってきました。
そういう人に、わあああと群がるような気分もますます強くなってきました。

言ったらしろ。

こんな時代だからこそ、私たちもことばを磨かなくては行けません。
自分の思いをしっかりとどける、ことばだましの人に負けないようなことばを
磨くこと。

うってつけの本がこれ。

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私の古くからの教え子が出しました。
彼のことは以前からこのブログでも掲載しています。

彼のHP

ほんの注文はこちら

読む価値あります。

ことばばっかし人に勝つためにも。




事務連絡です

事務連絡です。

広島大学児童文学研究会は、会場を変更します。

1月19日(土)13時から、
東広島市中央公民館 研修室3で行います。
場所は以下の通りです。

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学思会は、1月20日(日)13時から、東広島コラボスクエアで行います。
場所は以下の通り。

Map


よろしくお願いします。

年明けのちっちゃいお休み

この3連休は、みなさんどう過ごされましたか?
もちろん、仕事の方もおられたでしょうね。

私は、3日間は外の仕事はありませんでした。
ただし、やることはいっぱい。

12日
 いただいた年賀状や喪中欠礼などを整理。葬式が12月だったものなので年内には喪中欠礼を出せず、そのためいただいた寒中お見舞いを年明けに出すことにしたのです。それと葬儀のさまざまな後始末やらで、一日つぶれました。
と、そのうち、妻が風邪でダウン。その理由は・・・まあ、これは言わないことにしておきましょう(笑)。

13日
 今度はたまった研究やら個人的やらの仕事を片付けました。ほんとにいろんな仕事やら私事やらをやっているのに、平日は大学の仕事に追われているので全く手につかず、したがって休日にせざるを得ないのです。
この日は大量のメールを出しました。肩が凝りました・・・

14日
 まだ風邪でダウンしている妻の横で翌日の授業の準備を早朝に行い、いよいよ完全休日がはじりました。
本日は、お決まりの散髪。まあ、これが唯一の(というわけではないですが)息抜きです。今日は、ベテランのおねえさまに散髪から洗髪、顔ぞりからマッサージまでやっていただき、とてもリフレッシュしました。
・・・・・ただ、鏡で見せられた頭のてっぺん。
・・・・・やばい。

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若い頃からあたまのてっぺんがやばくなると言われていたのですが、いよいよです・・・こんな私に、なにかアドバイスを・・・・

閑話休題。
本日のもう一つの目的は、本願寺広島別院に行くことでした。
去年から、浄土真宗のことがもっと知りたくなり、まずは浄土真宗の、広島の中心である、ここに行こうと思っていたのです。

広島駅からひとつ西の横川駅で降り、歩いて10分ほど。
川沿いに、広島別院があります。
こんな川沿いね。

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そして少し歩くと、広島別院です。

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斜めから見たところ。

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今日は、宗祖御正忌法要をされていました。三日間続くようです。

境内にこんな碑がありました。

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わかりますかねえ。真ん中あたりに
「間違いなくお助け決定」なんて書いてある。
ああ、これが他力本願なんだなああと、しみじみしました。

帰りに「普通の家族がいちばん怖い」という怖い本を買いました。
これから読もうと思います。

こんな感じで、一日が過ぎました・・・・・

仕事はもう始まっている

1月7日。

世間は今日から実質的な仕事始めなんでしょうね。

私は、4日5日6日と、自分の大学で他の大学の集中講義を行いました。
まあちょっと珍しい形態ですね。

たまたま受講生が一人で、しかもその受講生が私の大学の近くに住んでいて、かつ、私の大学と受講生の大学の距離がとても遠い、という条件が重なり、受講生の大学にお願いして、学外での授業を認めてもらったのです。

ところがうれしいことに、以前その大学で私の授業を受けていた先輩の学生さんが2名、単位はいらないから受講したいと申し出てくれたので、けっこうにぎやかになり、かつ、私の大学の学生たちも飛び入りで参加してくれたので、なかなか充実したものになりました。

東京や京都のような、大学が多いところなら大学同士や異なる大学の学生同士の交流は当たり前のように行われるのでしょうが、広島の場合、もっとも大きな大学である広島大学が広島市内になく(みなさん知っていました?びっくりしますよ、広島市内からあまりに離れているので)一方で大学の数は広島市内に多いという状況では、なかなか交流が行われにくいのです。
もっと意識して連帯していくことが重要だとしみじみ思いました。

明日は、中国新聞の記者さんと、活字離れというテーマでお話しします。
過激に行くか、おとなしくいくか、悩んでいます(笑)。
中国地域の方は多分いつか記事になると思うので、読んでくださいね。

正月二日

正月こそ、稼ぎ時。

お金を儲けるわけでなくて、まとまった仕事ができるとき。
私のような仕事をしていると、大学関係の仕事は日常的にできますが、文章を書くような仕事は日常的にはなかなかできません。
そこで、まとまった「休み」の時に、文章を書くのです。
だから、世間が「休み」こそ、もう一つの仕事ができるとき。
まさしく、「仕事が終わったら仕事だぜ」の気分です。

こういう感じでは、ずっと仕事がしている気分が続いちゃいますねえ。

そんな正月ですが、楽しみは、おばか番組

正月ならではのものとしては、「ドライブ対決」。
山田花子さんともう一人の方がドライブ対決するという正月恒例の番組。
私は運転ができないので、妻に解説してもらいながら「この運転はむずかしいんやでえ」とか聞きながらね、見る訳です。
これは毎年爆笑させてもらっています。

それに加えて、今年は、「クイズヘキサゴン」。
みなさんもご存知のように、「おばかさん」対決が抱腹絶倒ですが、その特番があるので、楽しみにしていました。
期待以上の面白さでした。

私は、「クイズヘキサゴン」に出てくる、いわゆる「おばかさん」はすごいなあ、と思います。
「おばかさん」は、「おばか」ではできないことは明らかです。
もちろん、司会の紳助さんのサポートもありますが、サポートをしたくなるような「オーラ」が出ているのですね。
単に問題ができないだけでは「おばかさん」にはなれません。
明るさ、自然な誤答、当意即妙な受け答えなどなど。まだはっきりつかめていませんが、「稚気がある」という表現がぴったりかもしれません。

こういうキャラを作っているんだ、とか、ただのあほさを周りの演出でうまく見せているんだという意見もあるようですが、そういう意見は「演技」というものがわかっていないなあと思います。

おばかさん」の行動/言動はもちろん演技ですが、それは「嘘」というのとは全く違います。「作りもの」「贋作」「偽物」という概念とは正反対のものが演技です。
簡単に言えば、「ないものは演じられない」ということです。

テレビの世界で勝ち残るには、そのための演技が必要ですが、テレビが必要としている演技の「内実」を、その人が内に持っていないと、まず演技できないでしょう。
「稚気」は、生まれてからの環境と、その後の環境、そして、その人の生きてきた軌跡と、経験の受け止め方で決まるんだろうなと思います。
経験すれば、内実が育つわけではない、ということが、とてもきついことですね。

「クイズヘキサゴン」の「おばかさん」たち(私は特にスザンヌさんと木下優樹菜が好きです)に学びながら、そして大笑いしながら、正月二日を過ごしました。

(でも昼間は、今度出す本の原稿整理をしたよ。また出すんだ!)


あけましておめでとうございます!!

2008年になりました!!

ブログも人生も、模様替えです。

昨年もいろんなことがありました。
人生って、毎年いろんなことがあって、過ぎていくんでしょう。
今年は、どんなことがあるでしょうか。

昨年の後半に入って、たくさんの方からコメントやメールをいただきながら、
なかなか返せなくてごめんなさい。
私はいろんな人に見守られているのだなあと、しみじみありがたく思いました。

ところで、大晦日の夜は、いつになく紅白を見てしまいました。
わりと、鶴瓶さん中居さんコンビは良かったと思いました。
コブクロやGacktさん、絢香さんが印象に残りました。
馬場さんを心待ちにしていたのですが、時間が短いようで、残念でした。

裏番組は、みなさんは何がおもしろかったですか?
ばかばかしいと思いながらも、無人島シリーズを時々見ていましたねえ。

昔、コント55号が「野球挙」をやっていたパワーが民放にほしい!!
・・だってNHKがポロリって出すんだもの・・

NHKつながりでいえば、30日に「サラリーマンNEO」をまともにはじめて見たのですが、これがわりと、はまりそうで・・・ふざけコント(特に出演者が思わず「ふく」しぐさをつけることで笑わせるコント)がテレビでは多くなった中で、なかなかやるんじゃん、と思ったのです。でも、終わっているんだなあ。残念。
また、始まるかしら。
原史奈が好き(中越典子も結構好き)なので、コントに出ているだけで、いい気分になれます。

まあ、そんな感じで(どんな感じや!)明るく楽しく、2008年は行くぞ、という感じです!!

ほんまに、今年も、よろしうね。

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