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2006年10月

はははは(泣)

さあ、日本へ。

今トロント時間7時45分(日本時間午後9時45分)

あと、5時間ちょっとで、機上の人。

機上の人。

と、思ったら。


トロント空港の出発状況検索。


東京成田行き、なんと、4時間遅れ!!!!!!!!!!!!!!

これでは、1日の内に広島に帰られん!!!!!!!!!!!!

さて、どうなりますか。

相変わらずジェットコースターで

今日が最高気温12度。最低気温7度。
明日の予想最高気温が14度。最低気温0度。
明後日が7度、0度。次が6度、0度。
金曜が4度、−1度。土曜も4度、−2度。

そういうことです。


気温にいちいち振り回されていては、なんにもできない。

暑かろうが寒かろうが、雨が降ろうが、それなりの対応はするけどじたばたしない。

来年3月にもう一度こちらに来るけれど、そのときは、まだ−15度と、おどされた(by B&Bホスト)

そういうことです。

このB&Bホストのきみこさん、主人、ジョーさん。
イギリス人。
彼が言っていました。
「イギリス人は最初取っつきは悪いが、会社や学校が新しく始まったらすぐに仲間の名前を覚える。
カナダ人は最初からフレンドリーだけど、仲間の名前は1か月かかって覚える。」
(アメリカ人は、覚えない(嘘。私が付け足した))

maybeの国、カナダ。

最後の附属小学校訪問に行ってきます!

私が愛したこの国の・・・

昨日、11時15分に寝た。

今朝は早く目が覚めた。時計を見ると、5時40分。

まあ、寝たね、と思い、いつもの通り早朝のメールチェック。
(日本時間の昼間にきたやつをここでチェックするんだ)

一通りメールといつもみているHPを見て、7時。

朝ご飯を食べに、食堂に降りる。


珍しく電気がついていない。
「ふ、7時になっているのに、今の宿人は寝坊さんですね。ふ」

とひとりごちつつ、時計を見る。

6時。


「ふふ、時計が止まっているよ。ここのホストは、やるきいっぱいなんだけど、こういうところが抜けているのが、かわいいよ。ふふふ」


と、これまたひとりごちつつ、パンを2枚焼く。


私の朝は、いつも決まっている。

少し薄目の、イングリッシュトーストを2枚。
軽くあぶる程度に焼いて、マーガリンをたっぷり。

あ、そうそう。トーストを焼く前に、コーヒーをたてなきゃ。
今日は僕が一番なので(みんなおそいよ、今日は・・・)
コーヒーメーカーのスイッチをおす。

管理人のひでさんが、いつもセットしてくれている、コーヒー。
それもあと三日。

スイッチとともに、ぽこぽこと、朝の音。


あ、テレビでも付けようかな。
いやいややめておこう。日曜日なのにこんなにもみんなが起きてこないのは、
きっと、おねぼうさんがそろっているんでしょ。
おこさまが多いねえ、くくくくくくく。

チーン。
トーストが焼けた。
いい香り。
さっそく、マーガリンを塗る。
日本では、滅多に食べないマーガリン。
(なにしろうちのかあちゃんは、マーガリンがきらい。)

マーガリンは、あっけなく溶ける。というか、はじめから溶けている。

薄いトースト2枚など、私は、30秒で食べてしまう。
これも、一人しかこの食堂にいないのが悪いんだ。
もしだれかいたら、もっと行儀よく食べるんだけど、
なにしろ、昨日の夜は、ホットドッグだけだからねえ。


ああああああ、トロント名物ホットドッグともお別れかあああ。


コーヒーができた。


いつものように、それまでB&B買い置きのジュースを入れて飲んでいた紙コップの、
残りのジュースを、ずずっときれいに飲み干して、そこに、コーヒー。
これも、カナダ名物、環境保護のため。

コーヒーを飲みながら、次に食べる獲物を探す。
このB&Bでは、食堂の机の上に、こんなふうに朝食が並び、
Breakfasts
好きなように取っていいんだ。

いつもは、バナナをいただく。おなかがすいているときは、菓子パンを。
マフィンは口の中が「ごほっ」となるので苦手なんだけど、ふとみると
今朝はしっとり系のマフィンがある。シナモンの香り。これをいただこう。

あそうだ、部屋にコーヒーとマフィンをもっていって、朝のテレビでも見ながら
ゆっくり食べようかな。

とんとんとん。(階段1階から2階へ)
がったっびしっ(階段2階から3階へ)

部屋について、テレビを。
いつものように24チャンネル、のニュース。
このチャンネルは、文字放送つきで、天気と文字ニュースが画面の右と下に出るのでとても便利。
ほんとに3か月このチャンネルと、22チャンネルのスポーツチャンネル、そして、何チャンネルか忘れだけど
ポーカーの番組にはお世話になりました。

あのう、私、ポーカーにはまっています。

それも、5枚配って「あ、ワンペアだ」なんていう、お子様ポーカーではございません。

先ず2枚配られる。
その2枚のカードだけで、掛け金をまずかける。降りる人はここで降りる。
勝負する人だけで、まず3枚が別にテーブルの中央に表向きでディーラーによって置かれる。
つまり、自分の役は、手持ちの2枚とオープンにされた3枚で決まる。
ここでまた掛け金をかける。
勝負する人がまだ二人以上いると、もう一枚ディーラーによってオープンされる。
ここでまた掛け金。そして、最後の一枚が、ディーラーからオープンされる。

表向きにされた5枚と、相手の隠れた2枚、そして相手の掛け方や表情をみながら、
降りたり、掛け金をあげたり、する。

役なしが、ツーペアに勝つこともあるわけ。(ツーペアがびびっておりることもあるからね)
フルハウスがばかでかい掛け金をかけて、相手にみんなもっていかれることもある(相手もなんとフルハウス。
だって、オープンにされた5枚がたとえば「22339」だったら、二人ともフルハウスの可能性高いよね。)

このポーカーのしかたをなんて言うか知らないけど。
人生そのもの。
持って生まれたもの(最初のカード)と、努力と智恵(掛け金の掛け方や表情)と、運命(オープンにされたカード)。
おもしろいのは、運命は全ての人に共通である、ということ。生かすも殺すも、あなた次第。

はまりました。

・・・・・・・・・・・・・・・

24チャンネルをつけました。

右上に、時計があります。


6時40分。


私は、時間を旅できます。


じゃ、なくて。

サマータイムが終わっている??????????????

11月からじゃないの、スタンダードタイムは!!

違っていました。

サマータイムから、スタンダードタイムへの変更は、
10月最後の日曜の、夜中。


今私たちは、スタンダードタイムにいるのです。


私が愛したこの国の、カナダの時間が、1時間増えたのです!!!


7時にご飯食べて、パソコンうって、今7時。


大変だ、今日の約束日本人としているんだけど、どっちの時間で来るんだ????????

トロント大好き!!

みなさま、ほんとうにご心配をおかけしました。

わたくし、傷つきながらも、ここに、おおしく(雄々しく?)立ち上がりました。

「I BELIEVE IN ME どうにもならないとは思わずに 今を駆け抜けたい」

私は、吉井さんのこのことばと、

みなさんから多く寄せられた、コメント、メール

そして、


トロントで出会った、人たちによって


なんとか、立ち上がったのです!!


実は、仕事はかなり順調。

附属学校にも行けました。

授業も観察できました。

いろんなことを背負い、自分のいたらなさを感じ
人との関係のむずかしさを思いました。


しかし。


一つだけ言えること。

トロントは、いい!!


この街は、とてもやさしい。


では、これからコメントがえし

>しんじさま
ほんとです。トロントと日本、そしてNYはつながっています。
実感しています。問題は、なにでつながるか、です。
教育は、そして、教育者の教育は、たしかに、世界をつないでいけると実感しました。
しんじさん、はげまし、ありがと! あなたの、こ〜〜いキャラ、NYにぴったりでした(笑)。
また、きっと会って下さい!!

>こまつさま
ほんとにほんとに心配をおかけしました。次への苦しい模索がはじまっていますね。
でも、それは、一段階段を上がったから。階段下でうじうじしている人なんかおいて。
階段を上がる苦しさは、体がほんとに感じる苦しさ。貴重な苦しさ。
バーチャルな苦しさではないんだよね。

>広大製さん
わたしをますます落ち込ませた事件でした。もうほんとに帰りたくないと思わせました。
しかし、逃げてはいけないね。なんでこうなったのか、なんでわたしたちは防げなかったのか
それを考えないと、教育をやっている人間として、はずかしいです。
帰ったら、話しましょう!

>のんさん
県立大学の話、ほんとに腹立たしいです。特に卒業生の人にとっては、なんとも言えない気持ちでしょう。
しかし、大学の中でもその動きにのっかろうとするひとがいたのも悲しいですね。
公立大学が、教育格差を広げることに荷担していることに罪悪を感じないのでしょうか。
それはともかく、のんさんは新しい場所でがんばってください!

>doiさま
きっと県大の意識的な教員や学生は、そしてOBOGは、動くはずです。実質的な夜間部を作るかもしれません。
なにかをやらないと「ただのそのへんの大学」に陥ってしまいますよね。
売りが、大きな売りが、消えていくことの代償を愛知県はなんにも考えないていないでしょうね。
上の人はすぐかわってしまいますし。

>H口さん, shihoさん、3時間ピザ女さん、そしてコメンターではないですが、Tさん
みんな元気かい!! B&Bでのあの楽しい日々は、みんなが帰った後はそんなに長くは続きませんでした。
だからこそ、みんなとほんの少しでも楽しくふれあった時間は大切でした。
日本に帰るということは、まったく時間軸が変わるでしょうが、けっしてぶれないように、生きたいです。

>なつみかんさん
芝居、やるのか。またやるのか。見たいなあ。また知らせてね。もうすぐ帰るからね。


書けない

書けない。

更新できないでいます。

かなり苦しい。

忙しいのではなく。

あと1週間。

こんな事態になるとは・・・

じりじりとした気持ちの中、

最後の一週間が来ます。

多くの問題は解決されないまま、

トロント第3幕は終わろうとしています。

あと残りは、3場面くらいでしょうか。

山場のない山場がつづいています。

今のなぐさめは、吉井さんの「believe」だけです・・・・・

愛知県立大学 夜間主コース廃止!!??

更新ができなくてごめんなさい。

カナダの調査については、ようやく附属小学校の調査許可が下りるという段階にはいり、帰る2週間前になってようやく附属に入れるという感じになりました。しかし、それまでにいろいろなことは調査できているので、それほど不満ではありませんし、来年3月には再び戻るつもりなので、まだまだ先がある、という感じです。

また、コメントを下さった方もいろいろご返事をしたのですが(実はそのつもりでパソコンを開いたのですが)
偶然、あるニュースをネット上で見付けたために、全てが消し飛んでしまいました。


2009年 愛知県立大学 夜間主コース廃止!!!

私が15年前はじめて大学という職につかせていただいたのは、愛知県立大学ならびに愛知県立女子短期大学でした。私はここでほんとうにいろいろなことを学びました。それは言葉では言い尽くせません。

その中でも思い出深いのは、愛知県立女子短期大学という、夜間コースしかもたない学校の授業です。
この学校は、他には類を見ない、夜間で保育士(当時は保母)資格がとれるコースでした。
それと併置されるように、愛知県立大学には外国語学部に第2部という夜間コースが置かれていました。

あの瑞穂区の小さなキャンパスは、昼も学生でいっぱいなら夜も学生でいっぱいになって、わやわやいいながら授業をおこない、学生と話し合い、芝居の練習をした(演劇部を私作っていました)ものです。

長久手町に移ってからも、短大は募集停止にはなりましたが、夜間主コースとして夜間部は残り続けたのです。

確かに、夜間の授業を持つのは、教員としては大変でした。夜間しかない大学でなかったので、ほとんどの教員が昼間も授業を持っていたので、かなり長時間大学に拘束されたのは事実ですし、夜間の授業が週に3回あると、体調管理も大変でした。

しかし、なにより大変だったのは、学生です。働きながら来ていた学生は、ほんとうに大変だったと思います。

あのう、夜間コースには勤労学生が少なくなって当初の趣旨からはずれたから廃止するという意見を持つ人は、一度夜間コースの授業の学生に聞いてみたらいいと思うのです。なぜそこにいるのか、それぞれの学生に、それぞれのわけがあって、そこにいるのです。

格差社会という前から、日本は格差を拡大続けていました。昼間の半分の授業料だからこそ来られた学生、昼間にアルバイトができるから来られた学生、昼間に親の面倒をみて夜にはきょうだいにバトンタッチして通学していた学生。

これらの学生は、みんな、愛知県立大学には来られなくなります。

愛知県立大学は公立大学です。

もう一度いいますが、公立大学です。

PUBLIC です。

ここにOISE(トロント大学大学院)の秋冬の現職教員用の授業があります。
ここクリック

この量、すごいでしょう。これ以外に、通常の大学院の授業で夜間に開かれるものもあるのです。

私がついているミラー教授は、月曜の5時から8時までの、現職教員用の授業と、水曜の朝9時から12時までの大学院の授業をレギュラーで秋学期に持っています。多くの教員が昼と夜を持っているのです。

本当に学生、教員にとって「必要」な授業をしっかり厳選していけば、学生も教員もそれほど負担に思わないで夜間コースは運営できるはずです。(逆に言うと、いらないと考えられる大学の授業は、正直、多い)

そのような厳選の作業しないで、今の授業数の規模のまま、ばっさり夜間を切り落としてしまうことは、

愛知県立大学そのものが、今までなんのためにあったのか、その存在の歴史すらも、否定してしまうことになると思います。


ただ気になるのは、この問題が、どうも愛知県知事選挙がらみになっているようなところがあるようなのです。

これが政策問題として議論されるのは大変いいことだと思うのですが、それぞれの立場の人が、愛知県立大学というものを考えて議論しているのは、それとも選挙のためなのか、外部からはよくわかりません。

ただただ私は、驚き、悲しんでします。


今日のつれづれとコメントがえし

今日は故あって、一人で夕食。ほんとは宿で作って食べたいのだけど、ちょっと事情があってできないので、一人マック。

感謝祭前日夜7時の、マック店内。あえてピンぼけ気味に。
Sa270009_1


今日の晩ご飯。ダブルクオーターパウンダー(だっけ?)のミール(日本で言うセット)。
ポテトの代わりにサラダがとれるのがうれしい。あと、コーラ。飲みきれない。
これで、税金入れて、7ドル80は、やはり高いでしょ!!


Sa270008

食べ差しなのは、途中で写真を撮ろうと思ったから。

帰り道。宿と大学の間の、カレッジストリート。全く車が通っていない。
Sa270010_1

こんな日に、パソコンがあってよかった、と心底思うわけです。

>sakurakoさま
ブログ見てますよ。あいわからず、飛んでますなあ(笑)。
あなたのわかさには頭が下がります。
そのパワーをお金に変えられたらと思うのは私だけではないでしょう!!

>tanakaさま
覚えていますとも、大変専門的なはさみ?だったかを作っておられましたよね。
NYは完全に観光でございます。ええ、初めて観光したという感じです。
しかしびっくりしましたよ、父親の会社をご存じの方とまさかトロントで会うとは・・・
また遊びに来てくださいね。

> yukkiさま
関西人化計画、いやほんとに恐ろしい。そのうち、コロンビア大学で使う日本語の教科書の、第1課は、
「どないでっか? へ、ぼちぼちでんな。repeat after me!」となるのでは(笑)。
でも、私がむか〜〜し書いた論文に、多様な日本語について論じたものがあるんで、なんか感無量です。
うれしいですよ!!
ついでに、日本語の方言をぐちゃぐちゃにして教えてやって!日本語が変わるかも。

>junさま
いやほんとにほんとに、NYではありがとう!
そしてあなたのブログ、いい人すぎます!!
私、いかに自分が汚い人間か考えてしまって、
恥ずかしくなってしまう・・・・
そのうちはっちゃけてね!
いや、そのままでいいや(笑)。

>こまつさま みやみやさま
みやみやさま、はじめまして!
そうです、こまつはいよいよ、NYデビューを果たし、本格的進出です!
とは、いかないわね、これは。
大丈夫、私という後ろ盾がいるので、うまくマネジメントして、半分くらい利益をいただきます!
こんな悪い人につかまらないようにね、こまつさん!

>広大製さん
やったああああ!合格おめでとう!!
私の論文指導のおかげだと、なんでいってくれない!(泣)
あ、うそよ。あなたの実力だよ。
これからあとわずかの学生生活、論文と、あと、友達関係を大切に、ね

そして。
>nazunaさん
もしかして、まだ北京? そうか、そっちはいかが?
仕事のことは気にしないでいいからね(笑)。なんとかなっているよ。

広島人のnazunaさんのことば、一つ一つ、重いです。

どんな意味があるか分からないけど、heroはない、と思いますよね。

街も人も消えた、グラウンド・ゼロ。

やった方もやられた方も、深く深く深くえぐられたまま。

今日は、私が行っているOISE(トロント大学教育大学院)で
反イスラエルの集会が開かれていました。
カナダは、まだ、こういうことが、公の場所で、できるんです。


もうすぐカナダの感謝祭だけど

10月第2月曜は、カナダの感謝祭。つまり、こちらでは3連休。

そういえば、日本もなぜか3連休なんですよね。月曜って何の日だっけ?
体育の日?? 日にちが動くんだよね。変なの。

さて、こういうとき、外国からの滞在者は、困ります。
だってお店が休みになるときは多いし、テレビを見ても、ターキーの料理のしかたばかりだし、

楽しみにしていたヤンキースは、プレーオフでタイガースに負けてしまうし。

ところで感謝祭というのはキリスト教関係の催しだと思ったのだけどどうもそうではないらしく(特にカナダでは)
ヨーロッパ人がようやくカナダにたどりついた感謝の祭りということも起源の一つだそうです。

さて、トロントに戻り、仕事も追い込みなのですが、今日は、私が住まいしているB&Bのホストについて、少しお話しを。

ホストのきみこさんとだんなさんのジョーとマコちゃん。
Img_0069

ちょっとあっちを向いていますが、まあ許してください。

さて、きみこさん。

大変ユニークな方。

結婚、×回目。 (ここにはあっと驚く数字)
大学生の時に既にできちゃった婚。

いろいろいろいろあって、今はトロントで年下の優しい彼とB&Bの経営。

私この方の伝記を書きたいと思ったぐらいです。

で、すこし聞き始めたのですが、これが、半端でない(笑)。

エクセルが大変なことになってしまいます。

そこで、まず一つめのお願い。

(1)トロント近辺で、文筆修行中の方、きみこさんの半生を聞き書きしてみませんか?これきっとおもしろいと思いますよ。私が知り合いの出版社に持ち込んでみます。ほんとは私がやりたいんですが、帰らなきゃいけないので、どなたかお願いします。

このきみこさんが今力を入れているのが、動物愛護運動、特に毛皮反対運動です。

でも、最近の世界の動物愛護運動が、過激になっていて(裸になったりしてね)困ったものだと思っておられます。もっと人々の心に響くような活動をしなければいけないと考えておられます。

私も派手なパフォーマンスは一時的には人の眼をひきますが、後に残らないと思います。

私は毛皮に関してはよく知らなかったのですが、この問題は考えていきたいなと思っています。

HPはこちら

私はこの運動の全てがわかっているわけではないし、この運動の反対側にいる人にも言い分があると思っています。が、世界にこういう事実があることを知って、みんなで考えていくことは必要だと思うのです。

いろいろな人生を経てきたきみこさんがたどりついた場所が、一つはこの運動であり、一つが信仰である、ということに、カナダという場所にいて深く考えることがありました。

今、ホリスティック教育のミラー教授の授業を受けているのですが、受ければ受けるほど、日本に帰ったら、仏教をしっかり勉強したい、と思うようになっています。

私たちの中にある、大事なものを、もう少し、掘り起こしておきたいと思うようになったのです。

これは、カナダに来ないと、また、きみこさんやミラー教授に会わないと、強く思わなかったかも知れませんね。

ファッションや政治ではない、環境保護や宗教について、考えてみたいと思うようになっています。


NY逆日記(3)

9月30日

こまつさんの個展を見に行くために、チェルシーへ。(といっても未だにどこかよくわからんが)

少し歩いてお昼を食べに、チャイニーズのお店へ。
かなりおいしかったですよね、これが。
で、食事の後出た、フォーチュンクッキーのなかにあったおみくじ。


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クリックするとおおきくなるから、おみくじの中の英語をがんばって読んでみて!!

そういうことなんです。これ、あたるのかしら。
またまた、我が人生に波乱が来るのかしら・・・・

近くでフリーマーケットやっていたので、のぞきました。

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さていよいよギャラリー街へ。

といっても、全然ギャラリー街らしくない。
ただただ倉庫みたいな建物が並んでいるだけ。

けれど建物の中にはいってみたら・・・・・

ほとんどの部屋がまっしろに統一されている。いわゆるギャラリー。

いくつかのギャラリーを見たけれど、そこに掛かっている絵はそれなりにがんばっているが、なにかしら
パワーだけでもっていっている絵が多く、私の目には、「部屋に負けている」感じがしました。

で、いよいよ、こまつさんのギャラリーへ。

Caelum Gallery

入った瞬間の、風景。


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これは、すごくラッキーだ、と思いました。こまつさんの絵に取り合わせたかのような別のお二人の作品。
真ん中の方の作品は、抽象で偶然性の作品と思いきや、精緻に作り込まれているもの。一番向こうの方の作品は、墨を使ったもの。

そしてぐるっと、こまつさんの作品をみて、「これは部屋に負けていない」と思いました。

絵については、こまつさんのブログを参考にして頂くとして(Jのツボ 左にあるよ)、ここでは、見に来た人を中心にご紹介。

案内してくれたT君、Nさんと一緒に。
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これが売れたら、こまつさんは、NYに出ると言っています。

本当に熱心に見ていたカップル。
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小鳥の絵の前で話されたことは、なくなったお子さんのことでした。

熱心に話す男性。この人、日本の姫路の川西の人と(???笑)高校時代文通していて、大学の時に
日本に来たそうで、禅寺かかんかにいったとかいう話を、えんえんしています。


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この人、ただのしゃべりずきのおにいさんかと思っていました。ところが、画廊の方の話では、この人は絵がとても好きな常連の方で、いい絵しか見ないし、「いい」と言わない、と聞きました。
この方、小松さんの絵を、「いい」とはっきりおっしゃいました(敬語になった)。

そんなこんなで、よかったね、こまつちゃん!

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夜は、タイムズスクエアに行って、まずくて多いアメリカン料理に舌鼓を打ち鳴らして、おしまい!!

NY逆日記(2)

10月1日
 午前中に、「グラウンド・ゼロ」に行く。
Img_0087

Hiroshima の グラウンド・ゼロではありません。NYの、です。

2001年9月11日よりも前は、グラウンド・ゼロは、
広島県広島市中区大手町一丁目5−24
であり、
長崎県長崎市松山町171番地
であったはずです。
(広島の人、長崎の人、爆心地の住所これで大丈夫ですか)

ここに、9/11でなくなった人の名前が挙がっています。

Img_0086

HERO なんだそうです、これらの人々は。

私英語詳しくないのでわからないので詳しい人に教えてほしいんですが、

広島や長崎の被爆者も、HEROでいいんでしょうか。
同じ、グラウンド・ゼロの犠牲者ですから。

「HERO OF AUGUST 6/9, 1945」でいいのですか。

正しい  英語  では。


2010年には、新しいビルがここに建つそうです。高い高いビルです。

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地下鉄に乗って、イーストビレッジへ。

今日は、ここにある劇場で(オフ・ブロードウェイといいます)「STOMP」を見るのです。

STOMP

見たかった、パフォーマンス。

声がないからこそ、声が聞こえる、体。

日本人の女性がセンターでがんばっていました。

パフォーマンスみたいなのを日本で見ると、肩が凝ってしまうのだけど、
これは、まったくそんなことがない。
どんどん開放されていく。

頭ではなく、体。
(日本のパフォーマンスやダンスは、頭でやりとりしてない??)

イギリスで生まれ、アメリカで根付いた、STOMP。

オリジナルなものは、ローカルで、かつ、ユニバーサルです。

そういえば、和太鼓のパフォーマンスは、アメリカやカナダではとっくに根付いています。

トロントでも、和太鼓の公演は、日本のも、なんと地元ののも、何回もあります。

私の大好きな神楽なんか、アメリカやカナダでやれば(もうやっているのかな)すごい人気になるでしょうね。

芝居がはねて、スタバへ。

私は一人でスタバに入れないので、こういうときにみんなで入ります。

まったりと外でジュースを飲みました。

それから、NYのコロンビア大学で日本語を教えておられる二人の方と合流し、食事をしました。
(ここによく来て頂く、しんじさんと、その同僚の方です)

NYの事情やらいろんなことをお話ししました。

今度しんじさんは本を出されるそうですし、同僚のMさんは、「ぼけとつっこみ」を日本語教育に取り入れた
「アメリカ人関西化計画」という恐ろしい(笑)プロジェクトを進行中ということで、のりにのっている二人でした。
詳しくは、こちら

しんじさんは、NYが大好きなようです。それがよく伝わりました。その気持ちはよくわかりました。
ギャラリーのあるチェルシー、STOMPを見たイーストビレッジ、とても感じがいい。また行きたい。

だけど。


ホテルに帰って、やっぱり体はほてっています。

心と体が、スティックに打たれたまま、朝を迎えたのです。

NY逆日記(1)

あのですね、もうすでに、カナダトロントに帰ってきています。

まだNYにいると思っている人もおられるみたいですが、さすがに無理。

10月2日帰って参りました。

それから、2日間は、ふぬけ、でした。

恒例の、NY逆日記をお送りします。

10月4日
 トロントに戻って実質2日目。午前中は起きられなくて部屋ですごす。昼に、OISEの大学院生と昼ご飯を約束していたので、お昼へ。
 この学生さんは、日系カナダ人で、2歳からカナダに住んでいます。両親とも日本人。外では英語ですが、家では両親の教育方針もあって日本語で過ごしたそうで、いわゆる、完全な、バイリンガル、です。
この方は、少し前に2年ほど京都におられたので(おとうさんの故郷だったはず)、日本語は京都弁。そこで、「舞踏」をやっていたので、格好もナチュラル。そして、英語は母語。
もうかっこいいを通り越したかっこよさ。はんなりしゃべる京都弁と、快活にしゃべる英語・・・・
この方とは、大学院の裏事情をいっぱい聞きました。どこの大学でも問題はあると思いますが、やはりここにもいろいろ問題があるみたいで・・・それはまた後日お話ししましょう。
彼女とは3時ぐらいまでまったりし、それから少し仕事をしてA君とひさしぶりにわが食のふるさとの一つ、ベトナム料理屋でチャーハンをたべて帰りました。

10月3日
まったくもって疲れが抜けません。眠たい眠たい。予定されていたSusanの授業もなく(だんなさんがなくなられたので・・・)一日ぼうっとすごしました。ほんとうに、ぼうっと。
夜は、Tさんが作ってくれたスペアリブを食べたのですが、Tさんの恋が生まれるかも話でもりあがりました。
(これは、Tさんとあるカナダ人との恋話です。5日現在、どうも実りそうです。Tさんは帰りを1週間延ばしました!!)

10月2日
(ここから先は、こちらが詳しいと思います。できれば、先に見て頂いてから私のブログを見るとおもしろいかも)


10時に集合して、MOMAに行く。でも私は入られず。
その辺の事情は、上のブログを見てね。
でも、全然落ち込まず。NY関係では、数々のトラブルがあるも、全然落ち込んでいません。
時間が余りなかったので、むしろまたここに来るんだ、という気持ちで、MOMAのショップを見ていました。
そのあと、こまつさんもでてきたので、一緒にまったりとMOMAの前の公園で、ジュースを飲んでいました。
気持ちよかった。

NYのビルの谷間。

中国系の親子連れ。黒人のおじさん。携帯で話す白人女性。ホットドッグ売り。MOMAの前を行き交う人々。

開放感、とは、このことだと、思いました。

Tくん、こまつさんを含めて、みんなで、空港へ。空港バスは来たときとはちがうルートでした。
NY郊外を走って、空港に着く。時間通り飛行機に乗る。かなり空港が込んでいるようで機内で30分以上待たされ、テイクオフ。1時間半であっという間に、トロントへ。

NY〜トロント 1時間半
東京〜広島 1時間半

私、教科書などの仕事の関係で、東京〜広島をよく飛行機で往復するのですが、時間の感じが全く同じ。
そしてトロント空港に着いたとき、「ああ、家に帰ってきた。」と本当に思いました。

本当に、ここは、広島なんだと、思ったのです。

広島に帰ったきたと思ったと言うよりも、「うちにかえったきた」と思ったのです。

NYの開放感と喧噪、陽気さと、トロントの寒さ、静けさ。
それは、東京から広島空港(これがかなりほんとにさびしい)に帰ってきたときと重なったのです。

カナダに長期で行く人は、ぜひ一回はアメリカ、できたらNYに行ってみてください。
アメリカとカナダのよさを、再発見すると思いますよ。


ニューヨーク二日目(1)

ニューヨーク二日目。いろいろ書きたいがとりあえず写真だけ。

ホテルの入り口から見える、エンパイア。
Img_0072

アメリカにとけ込んだ、コリアンタウン。
Img_0078

ブロードウエイ。って、道のこと。
Img_0083_1

NYは遠かった・・・・

Img_0074


現在NY時間(トロントと同じ?)午前11時半。

NYのホテル、Regency Inn & Suitsにいます。

このホテルにたどり着くまでのお話しを。

昨日午前11時35分のアメリカン航空に乗る予定だったので、9時前には空港へ。
カウンターに並んで、自分の番に。

カウンターのおばさんが一言「cancelled!」
?
キャンセルなんかしてないぞ。
どういうこと?

え?飛ばない?

なんで?

なんかの都合で飛ばないとおばさんは、言う。

はあ?はあ?

で、どうなんの?

17時35分の飛行機なら空いているという。

とにかくらちがあかないので、旅行社へ電話。
(日本の旅行社のトロント支店)

すみません、管制塔の命令でその便は飛べなくなったらしいです。お客様の席は、17時35分に確保していますが、隣同士ではありません。カウンターで言って隣同士になるかどうか頼んでください。

・・・・・実は、この最後の言葉があとの伏線になります。そのとき、頭がパニックていたので、それほど気にとめなかったのですが・・・・・・

もう一度カウンターへ。今度はちがうおばさん。丁寧に対応してくれて、とにかく17時35分の席を確保。
ちゃんと謝ってくれたし、理由も述べてくれました。

さて空港で待つこと7時間。近くのホテルでネットにつないで、たまったメールややるべき仕事を片づけられたのは幸いでした。

そうそう、このパソコン持って行こうかどうか悩んだのですが、持って行っていてよかったわけです。さらに、携帯のメールがアメリカでは使えると聞いていたのですが(だからパソコンを持っていかないでおこうと思った)どうもっプログラムを日本でダウンロードしなくてはいけないらしく、メールが使えなかったので、ますます、パソコンを持って行ってよかったわけです。

さて、搭乗時間は16時50分。その時間になっても、飛行機は来ていない。
結局搭乗できたのは、出発時刻ぐらいになってから。

乗り込んだ。動いた。眠った。起きた。空港。あれ?

飛んでいない。

そう、飛んでいないのです。乗り込んでから待つこと、50分。
なにがしかの理由で(放送があるけど機長の声は一段とわかりにくい)
遅れたらしい。

18時半ぐらいに、ようやくようやく飛び立ちました。

乗っている時間はわずか1時間半。
東京〜広島、じゃん!!!!

20時には、NY、ラガーディア空港に着きました。

実は、飛行機が遅れて大変良かったことが一つ。

NYの夜景!!!!

写真が写せなかったのが、残念。

鳥肌が立ちます。

トロントの夜景も飛行機から見るとたいへんきれい。
それは、黄色に光る玉をぶちまけたような美しさ。琥珀の宝石箱がひっくりかえったみたい。

NYの夜景はちがう。

それは、さまざまな宝石のネットワーク。さまざまな色、材質、大きさの宝石が
ネットワークしている。動いている。その美しさ。ライブ感。

やられました。

ああ、私はここに来るべきだと、思いました。(ちょっと早いか)


私たちを案内してくれたT君も、NYの夜景にやられたそうです。

空港から市バスへ。もうそこはアメリカ。「(運転手)〜でおりるやついる?」「(乗客一斉に)いなああい」
トロントでは、まったく見たこともない光景。ここは、大阪です。

市バスから地下鉄、そしてホテルへ。

ホテルのカウンター。

「1ベッドルームだけどいいのか?」
「?」
・・・・・・・・・
「あああ、これ、ダブルってことじゃん!!!」

そうです。旅行社は、間違えたのです。私の連れを女性だと思ったのです。
断じて、断じて、ちがいます。
ただし、連れの下の名前が、どちらにもとれる名前だったということに、そのときそのとき気づきました・・・・

ま、いいか。3日間だけ、大きなベッドで彼と・・・・


あほか!!

幸い2ベッドルームがあったので、すこしお金をたして(25ドルアップですんだ)ようやく部屋へ!

このとき22時。


そのあと、T君とビビンバを食べて、寝たのが午前1時というわけなんです。


大変だったでしょ?」そう思うでしょ?

でもねえええ。なんともないんですよ、これが。

楽しいんですよ、これが。

NYばなし、ライブでまだまだ続きます。

最初の写真は、ホテルです。

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