トロント8日目
今週は、金曜日に自分たちのやっている研究を審査する委員会に出す書類を、前もって検討してくれる会合があります。そこには、トロント大学の教授と附属学校の校長によって開かれ、私もそこに出席します。
その書類なんですが、下書きを私がとてもつたない英語でしたものを、見てくれた教授がなんとすばらしい英語にしてくれたのです。
ということは、そのまま出せば通るというわけですね。
ところが・・・・
その中身がほんの少し、私たちの研究の趣旨とずれているんです。
簡単に言うと、コミュニケーションという概念の、日本語と英語の違いによる、ずれ、です。
日本語では、コミュニケーションは、「相手とのやりとり」「自己表現」「人間関係の構築」「社会性の表れ」などと、広範囲にわたる意味を持たせているようです。
私たちは、このうち、どちらかといえば、後の2者に重きを置いて考えて書類を作りました。
ところが、英語の、communication は、どちらかといえば、前2者の意味合いが強いようで、そこからずれがくるわけです。
ここで急いで付け加えますが、だからといって、英語の人が後2者を重視していないかというと、全く全くそんなことはありません。
カナダに来てつくづく思うのは、言語表現の微妙さです。
英語の敬語の多さ、直接的に言うことを回避することの多さです。
(誰ですか?英語は日本語に比べて直接的な言い方をします、なんていったのは!!!!)
例えば、「これあなたにあげます」を「I will give you it」なんていうのはとても失礼だそうで、
give を使うのは、「上から目線」なんだそうです。(mjさん談)。
英語では、その意味をあらわす動詞(例えばgiveね)を使うことは、直接的すぎる感じががするので、
take,get,putなどの、ありふれた動詞に前置詞や副詞をつけて、いわば、「間接的に」表現するんだそ
うです。
そういえば、高校の時に、こういった動詞のイディオムを覚えさせられましたね。
なんでこんなにいっぱいtake のイディオムがあるのかわからなかったですが、この年齢になって
ようやくその謎が解けました。
こういった動詞を適当につかうのがいいみたいなんだそうです。あとは、場面、ですね。
英語がわからなくても、この場面ではこんなこと言いそう、みたいなことがわかれば、言っていることはわからなくても、何が言いたいのか、は、わかるんです。
語用論は、偉大です。
さてさて、表題のiChat AV。
せっかく日本からiSightを持ってきたのに、うまくつながりません。
error 8 なんてのが出てしまいます。
家のパソコン同志ではつながったのに・・・・
ネットを見ると、こんな例はけっこう多いようで、でも、なかなかうまくいかないようです。
B&Bに設置されている無線LANのせいかもしれない・・・・・
もしどなたかおわかりのかたは、教えてください。
なお、私のアドレス(チャットのね)は、nanbahirotaka@mac.comです!
テキストチャットはできますので、ぜひどうぞ!
>広大製さま
教採おつかれさま。そしたらすぐ実習ですか。
「少年の日の想い出」、私中学校の教員時代の、想い出の教材です。
思春期の中学生たちには、なんらかのものが心に残ります。
これこそ、あんまり先生が発問しないで、
「この場面までで心に残ったこと書いて」みたいな授業をしたらどうでしょう。
生徒が書いたものを次の時間とりあげて読み上げたりまとめてプリントしたりして
やっていくのです。
そして、時々生徒のコメントに関わる原文を読んで説明したりしたらいいんじゃないでしょうか。
がんばって、作品と子どもとの出会いを楽しんでみてください。
>しんじさま
わかりました。予定が決まったらお知らせします。なにしろNYははじめてなもので、チョー緊張します。
>マッケンローさま
レストランで出るハンバーガーは、一品料理と思った方がいいと思いました。
ファストフードのハンバーガーとは、違うものということですね。
ちょっと高めの、牛肉の炒め物定食と、牛丼屋の牛丼の違い、と思えばいいかもしれません??
とにかく量ははんぱじゃないですが、けっこうおいしいんですよ!
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