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夜と夜の夜

三日ほど前、用事があって尾道に行ってきました。

尾道駅からタクシーに乗ったのですが、その運転手さんがホリエモンを追いかけるマスコミ担当の方だったみたいで、ホリエモンを選挙期間中ずっとおいかけていたそうです。50歳ぐらいかな。

その人は言いました。

「選挙が終わってからここらは静かになったよ」

「ほっとしたでしょう」

「いや、つまらん!」

「え?」

「ホリエモンについてまわっているあいだに、わしは、ホリエモンにかけてみようと思うようになった。このままでは、尾道もだめになるばかりや。変わらなきゃいかん。そのためには、あんな新しい風が必要なんや」

「今までずっと自民党だったでしょ?」

「もうしがらみの政治は限界や。みてみ、なんもええことない。このままではあかんと思ったから、今回も自民党に入れたんだけど、今までとは気持ちが違うんや」

変わりたい、変えたい。

都会も地方も、日本ではこんな切実な声に満ちあふれているようです。

それが、今回の選挙での、あのような結果になったのでしょう。


まるで、自分探しをしている、若者のようです。

ほんとうの自分〜日本〜を求めて、変わろうともがいている・・・・


自己愛の固まりのような首相に感化されて、日本では、みんな、自己〜日本〜愛に包まれているようです。この国を(自分を)愛しているから、変えたいんだ、の声。


はっきりものが言える人をあがめる日本の人々は(これは前にも書きましたが、国語教育の敗北です)国を自分をかえてくれる人として、ますますこの首相をあがめるでしょう。


新自由主義が徹底しないことによる愛国心の高揚が怖いです。

新自由主義が徹底したら国をも相対化できるはずですから。


そして。

今日、民主党の新しい代表が決まりました。


自民党よりも、タカ派みたいです。


夜と夜の夜。


昔見た。佐藤信の芝居の題名です。


夜と夜の間の、夜。

日本における、徹底的な左翼の退潮は、左翼自身の「自己愛」のせいだが、

それによって絶望した多くの人民は、

ただ、

歌うだけしかなかった。


夜と


夜の


夜。

観客席は、いつのまにか、舞台になっていました。

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コメント

>ヒロシの姉さん

おっしゃるとおりです。

ほんとは、この国のこと、きらいなんでしょうね。

それを隠すために・・・

そう思います。

ほんとうに好きなら、もっと、大切にするでしょうし
他の国から大切にされるようにするでしょうね。


ヒロシの姉さま、そんなこんなで、カナダに参ります。

かの国で、日本について、日本人について、
考えてみます。


あなたも、あなたの仕事を、がんばってやってくださいね。

今本当に愛国心は高まっているのでしょうか。
本当はみんな日本を好きになれなくて、そのことを認めたくなくて、いかにも国を(自分を)大好きだーと言っているのではないでしょうか。
いや、純ちゃんは自分激ラブですけどね。それもうらやましいんでしょうね。

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