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新連載(3)

服が選べない話、けっこうみなさん食いついてきました。

痛いんですね(笑)。


では、続きます。

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・第1回グループ展。

1985年。大学3年の時です。
O先生から、夏休みに神戸でグループ展をするので、
作品を用意するようにと連絡がありました。
特に何も考えずに、その時描いていた30号の自画像と、
ペンで描いた裸婦デッサンを出品しました。

私の同期の人たち、I君、Y君、Tさん、そしてO先生は、
グループ展について、色々とコンセプトを練っていたようでしたが、
私はまったく知りませんでした。

第1回展では、このグループに名前を付けてくださった
N先生という方にも、初めてお会いしました。
N先生は当時、O先生の勤務先の同僚で、国語の先生ということでした。
例によって、私はこの方とちゃんとお話しすることはありませんでしたが、
みんなの絵について、
変わった角度からの意見を言われていました。
私の絵に対しては、
「フェミニズムの匂いがするなぁ!」と。
(以降、N先生の年に1度の「一言」は、そのつど印象に残ることとなります)


この5人のグループ展は、ただ作品を持ち寄って展示して、
ああ、良かったね!で終わるものではありませんでした。

画廊でそれぞれの作品について話し合ったり、
絵とは?つくるということは?
という議論をしたりしていました。
それは画廊の中だけでは終わらず、毎晩、画廊を閉めたあとも、
居酒屋、喫茶店、と場所を変え、延々夜中まで、時には朝まで続きました。

私は、とまどいました。
ふつうにみんなと話すことすらしてこなかったのに、
自作についてなど、語れるはずがありません。
作品について、難しいことは、考えたことがありませんでした。


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1985年、「私」は、グループ展を始めます。
このグループ展の名前をつけたのは、私です。

O先生から頼まれたのです。
で、つけました。

(この名前出してはいけないんだっけ?「私」さん)

結構意味があるんですけどね(笑)。

1985年、H学園の教員になって5年目です。
O先生とは、いつもH学園の愚痴をこぼす仲でした。
でも、もう、限界でした。

もちろん、愚痴をこぼすことではありません。

ぐちゃぐちゃ言う前に、行動を起こしたくなっていました。

あそうそう、このグループ展のメンバーとは、よく
美術論をふっかけました。

そうそう、私がいつもふっかけたのは、
「なんで絵を描くの?」(笑)。

最初は鼻で笑われていたのですが、
そのうち、少しは真剣にはなしてくれたようなきがします。
根本的な話をしたかった。

でも、「私」さんは、確かに、そんな議論の輪の仲には
あまり入ってきませんでしたね。

教育実践と、理論の、絶望的な遠さ。
見えないままで授業をやる、この私を、
見切ったように縁取る人生の枠。

議論で逃避することに、私は、限界を感じていました。

翌年、私は、K大学に、もぐりで聴講生になります。
ふるえながら、緊張しながら、再び大学の門をくぐりました。

私は、追いつめられています。

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コメント

ニューロマはデフォルトですね。バンドブームありましたね。その後期(?)xがメジャーに出てしばらくした頃、私はアメリカの日本語放送局で誰も聞かない番組を持ち、日本のインディーズをかけまくってました。ナゴムやらお化粧系やら。マンソンちん最近目覚めました。NINも偏愛ですが、ニルバーナだって愛してます。美しき青春です。燃えてきた。でもそういうのって、やはり屈暗、なのでしょうか。
ニック・ケイヴ、ノイバ、バウハウスはおそらく未体験です。ラジヲ漬け、MTVバカだったので、聞いたら知ってるかもしれません。

あっ。
ナインインチネイルズやマリリン・マンソンは、ダイDIE大好き!!です!!!!書き忘れました!

他には、ニック・ケイヴとか、アインシトュルツェンデ・ノイバウテンやバウハウスなども。

こんばんは。

語りたくなかった訳ではなく、ただ単に体調よくなくて……先回書き込んだ後少し休んでいたら、なんかここ、スゴいことになってるぞ?!って感じで……ややビビリモードです(苦笑)

琉那の服は、殆どユニクロか、そんな感じのお手頃ショップで買ってます。しかも、九割九分メンズですね………
生まれつきデカいので、並の女物は着たり履いたりできません(困)


ぶちっくのてんいんさんて、なれなれしくてこわいよね????はいれねーよ。てか、あたしの背後とるんぢゃねぇぇぇっ!!!!タメ口禁止っ!!!!!!!


あぁ。半壊状態……


琉那が好きな音楽は…わりと節操なしなんです。
邦楽なら…憂歌団、Cocco、椎名林檎、YMO、最近一耳惚れしたサンボマスター…あとは、高校くらいの頃にバンドブームがあって……そんな頃に聴いたのをまた引っ張りだしては聴いてみたり。
洋楽なら、中学の頃流行ってたA-HAやDuran Duranみたいなニューロマ系も聴きますし、STINGやポリスはコピーやってたし……ニルヴァーナやパールジャムも聴くし……80~90年代くらいのハードロックやヘヴィメタルは得意分野、プログレやノイズ系も聴きます。

節操なしではありますが………
基本的には屈暗性です(笑)

私の本棚とCDラックをみたヒトは、カタマるか「やっぱりなぁ」っていうか、大抵どっちかですょ(笑)

普通人の欲望人っぷり、ほんと、感動っす。あやかりたし。

琉那さま。
いま、語るべき時でないことは、保留でオッケーだと思います。
保留推奨サイトです。たぶん。

さて、その反面語りたい事はかたり尽くすと。手加減無しで。
私のお好み音楽達は
ビヨーク、ナインインチネイルズ、スティング、電撃ネットワーク、
マッドカプセルマーケッツ、スリップノット、椎名林檎、中谷美紀、
ソフトバレエ、小沢健二、鈴木祥子、YMO、筋肉少女帯、空手バカボン、
クイーン、デュランデュラン、岡村靖幸、フランツフェルディナンド
等です。CD棚を見る人は言葉を失います。はっきりいって、異常です。

琉那さま。

「あの人の着てる服、いいな、と思うような人が身近にいない」
と言われたらどうしよう、と
ちょっと思っていたのですが、
安心しました(^_^)

お友達の彼女ですね。
それはすごく良いです!

今まだ、そんなに親しくはないようですが、
でも、別に深刻な相談(脅されてるから助けてとか...笑)
ではないのだから、
軽〜く、
「いつもすごく服似合ってるけど、どこで買ってるの?」
とか言ってみて、とにかく誉める(笑)
(誉められると、色々話したくなるのが人情)
「でも、高いんでしょ〜?」と、
だいたいの値段も、さりげなくチェック。
よし、これなら買えるかも、と思ったら、
「実は自分に似合う服がわからないの...」と相談。

そろそろバーゲン時期も近いので、
時期的にも良いかもしれません。
本気の「買い物・命」な人は、
バーゲン前に、わざわざ下見に行くこともあります。
琉那さんが人混みが嫌で、その彼女さんが下見に行きそうなら、
そういうのにひっついて行ってもいいかも。

そういう私は、今だに
・ダイエー
・ユニクロ
・GAP
・バーゲン中のデパート(人に紛れることができる)
にしか、ひとりで入れません。
超ヘタレです(笑)

あと。
琉那さんの文章、
読み手によく通じてると思いますよ。
ご自分では、この上(↑)のコメントなんかも、
満足に書けていないのでしょうか?
服のこと、音楽のこと、言葉のこと。
すごくよく分かるんですけどね。

「血がにじむ思い」「吐きそう」「泣きながら」。
これをストレートにそのまま言葉で表現するのは
とても難しいですね。
これみんな「体」がすることだから。

「言葉」というのは、何というか...もっと
「迂回」する性質があるんじゃないかと。
「吐きそう」と書いてあるのを読んでも吐きそうにならないのに、
ある普通の状況が淡々と描かれているだけで、
吐きそうになるときは、なる。

言葉って、すごく不思議ですよね。

mjさま。

そうなんですよ!!
「自らの欲望に正直」なところ!
感動します!!!!!
もう、跪いて、拝みたくなります。
「参りました。私にも、御利益ください〜」と。

(私は、QUEEN、TRAVIS、平沢進、をぐるぐるまわして
 聴いています。ジャンル、バラバラ。)

登場しすぎmjです。脳が沸いてるので許して下さい。
琉那さま。
はたで読ませていただいて、私もこまつさんのナイスなコメントにほほーと納得でした。私も、他の女の子の「欲に罪悪感が無い」姿にふと気付き、衝撃を受けたのはごく最近です。こんなふうに生きてる人がいるなんて、何と私と違うのか。心のありようがまるで違う。私は趣味し好は暴走してましたが、それを実現する資金が無く、したい事するとか、買いたいもの買うとかをしないように育ちました。結果的に、できなくなっちゃうのですよね。今は訓練中です。願わくば、「そのコ」嬢のいいあんばいの助けを得られますように。書きたい事が書けないのは、何ででしょう?その違和感を掘り下げて書くところから初めてもいいかもしれません。嘘くさく感じても、例えばここに居る人を使って対話しながら、ホントに言いたい事に導いていけるかもしれないし。何らかの突破口があるといいなあ。
個人的に質問;音楽は何が好きですか?

こまつさん、ありがとうございます☆m(_ _)m

そういうテがあったかぁ…………と、こまつさんのコメントだけで目からウロコ百枚です(笑)


ですが。
残念ながら、私は、家の仕事を手伝っているので……職場にいるのは、母と従業員一人(私と似たタイプの娘です) と、私だけでして………

しかも。
子どものころ、何故かずっと同世代の女の子たちにいじめられていたせいか、本当に仲のいい女友達も、悲しいかな、いないのです。
勿論、大きくなってから知り合った、私を友達だと言ってくれる女性も何人かいますが………
彼女たちには、本当に悪いと思うのですが、何故かココロの底から打ち解けられず(あああ。ごめんね。決して貴女たちが嫌いな訳ではないの。あたしなんかのこと友達って言ってくれて、嬉しいのは本当だよ。)………なんだか気がつけば疎遠になっとります。

でも、いつもカッコいい服着てるなって思う、男友達がいて。そいつの彼女ちゃんも、いつ見ても「いいわぁ」って感じなので………
最近、少し打ち解けて話せるようになったので、そのコに相談してみようかしら…………

服も、コトバですかぁ…………

私は一番はじめ、音楽で話そうとしましたが、音楽が大好きなのに、自分のコトバにはできませんでした。与えられた課題を無難にこなすのは、(音楽に限らず)わりと得意なんですが……

つぎに、文章を書くのが巧いと言われ、それならば、と思ったのですが……………
本当に書きたいことほど、なぜかちゃんと書けないのは、私がバカだからなんでしょうか?

血が滲む思いで。吐きそうになりながら。

泣きながら書いても、語っても、言葉にすると嘘臭いんです…………

困ったなぁ。

 なぜか、大人はおいつめられると、また、にげたくなると、大学の門をくぐるのですね。で、なぜかは知らねど、そこには開けてくるきっかけがあるんですよね。不思議なことに。
 おぼれるものはわらをもつかんじゃうんですが。

 ですから、大人が大学に来て、不満を言う間はその人はまだまだ、余裕ってことです。

 私は幸いなことに、追い詰められ方が実存的には甘いので、いまだに余裕かましてます。

こまつです。

いつも琉那さんの書かれる文章を読んでいると、
どんなに辛いか、わかる気がします。

琉那さんの傷つけられた心が、
本当の意味で癒されることを、
願わずにはいられません...

しかし。です。


現実に今、生きている以上、とりあえず、今日も、明日も、
服を着て、仕事に行ったり、外にでかけないと、
いけないワケです。
しかも、琉那さん、女の子なわけです。
これはチャンスなわけです。

服。
自分で選べないなら、
人に選んでもらうに限ります。

でも、お母さんはダメです。
親は、自分の都合のいいように、子どものことを解釈しがちです。
母親にとって、自分の娘なんて...最高の餌食(笑)ですよ!!


琉那さんの職場の同僚とか、お友達とかで、
「あの人はいつも、良い感じの服を着てるな」
と思うような人、いませんか?
それが、同じくらいの年の先輩だったりすると、ベストです。

そういう人をつかまえて、
いかに自分が服やお化粧について困っているか、
正直に言います。
(高いものは買えないとか、そういうこともね)
おしゃれ好きな人は、人のこともよく見ているし、
おしゃれに命かけている。
それがその人のアイデンティティだから。
ぜったいに、親身になって話を聞いてくれます。
「実は、あなたはこうすれば可愛くなるのに、とずっと思ってた」
とか言われるかもしれません。
そして、その人が買い物に行く時に、ひっついて行きます。
買いっぷり、選びっぷりを、見学するんです。
これはもう、感動しますよ!
自分の「欲」に対して、正直なところとか。
目から鱗が何十枚も落ちます。

そのうち、
「これ、似合いそう!着てみたら?」
とか、必ず言い始めます。
「今日は見るだけ」と念押ししつつ、何でも着てみましょう。
だって、ひとりで店に入って、買いもしないのに試着なんて!!
できないでしょう?
私もできません。
でも、「買い物・命」な人は、平気でできるんです。

私も、店に入れない。
欲しいものがわからない。
店員さんが怖い。
まったく買い物ができない人間でしたが、
「おしゃれ命!」な同僚の「買い物道」を見ているうちに、
「私だって、普通の女の子みたいに服を選んで、買い物していいのかもしれない...」
と思えるようになりました。


hirotakaさんも言っておられますが、
服は言葉です。
どう話していいかわからないなら、
まずは「服」という言葉を話せる人を見つけて、
その人に助けを求めたらいいんです。
こんな表面的な方法で、心の傷が癒されることなんかない、と
思うかもしれません。
でも、それが「扉」になって、新しい場所に出られることも
無いことは無い。
その程度のきもちで。

そして、本気でおしゃれに命かけてる女性は、
「女」になろうとして服を選んだり、お化粧したりしてるのではなく、
「自分自身」になるために、おしゃれをしています。
ここんとこ、重要です。
(男の人は、よく勘違いしてますが。笑)

ご無沙汰してました。

私はいつも自分のことしか書けないお子ちゃまですが……
今日もどうでもよいことを書いてしまうかも。
うぅ。ごめんなさい…

私はいまだに、服が選べません。お見合いとか友達の結婚式とか、親の選んだのを仕方なく着ていきます。なんか違う、早く脱ぎたいと思いながら…………
女の服の着方がわかりません。化粧の仕方がわかりません。
たまに女のカッコをすると、みんなに笑われてる気がします。

…………また何が言いたいのか自分でわからなくなってきました(苦笑)……

おどけてみせる、というのは、私も使った手段です。私が何か言って、みんなが笑うと、すこしだけ安心できるのです。

とりあえず、「あっちいけ」とか言われないし。
私は、「面白い子」でいることと、「男の子の代わり」でいることで、なんとか自分の居場所を確保しようとしてきました。いまでもその癖は抜けません。

でもこういうのって、長く保たないよね…………
どうやったら、「ずっとここにいていいよ」って言ってもらえるのかな?
毎回、賢いことも言えないし暗くてごめんなさいm(_ _)m

「私」です。

グループ展の名前。
出していただいて、けっこうですよ。

『礫(れき)』ですね。

意味は...最初の年に、1回だけ聞いた気がするんですけど。
...ごめんなさい。忘れました!!!
(「互いにぶつかりあって、磨かれて光る、瓦礫(がれき)」の「礫」。
 という意味でしたか???ああ、予想外の展開。これはピンチ!)

とにかく、「私」は、「そこ」にいたけれど、
ある意味、いなかったも同然、でした。

そして、
「N先生は、国語の先生なのに、なんで絵の話をしてるんだろう...」とか
思いながら、
いらない紙をちぎったり、折ったり、丸めたりしながら、
ぼんやり、みんなの声を聞いていました。

グループ展を始めた最初の頃、
「N先生は、大学に行ってるんやで」という話、
ちらっと聞きました。
そのうち、「N先生、大学に入ったんやで」と聞きました。

その話に、
「うわ。すごい。」と思ったのを覚えています。
一度大学を出た人が、もう一度大学に入って勉強するなんて。
これから一体、どんな新しいことをするつもりなんだろう?と。

もちろん、当時、
N先生に、そんな質問ができるような
「私」ではありませんでしたが。

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