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2004年10月

トロント逆日記(5)

突然ですが、妻の父が亡くなり、ばたばたしております。
当分更新ができません。
ただきりのいいところで中断したいので、
トロント逆日記の最後を載せておきます。
本当は26日もあるのですがこれは1日トロントをうろうろしただけなので
カットします。
では。

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9月27日(月)

ICS への訪問
校長の話
学校内の案内 古い家を改装したもの に いろいろ増築
美術室にいく ハプニングアート 美術倉庫みたいな部屋
リチャード(先生)の授業 
newsを毎朝班ごとに一人5分で要点をまとめみんなに伝える
授業の、班ごとのわりふりをしていた 5年と6年と交代 6年はすでに去年やっている
いわゆる5W1Hに注意して発表させる 地域から世界のことまで知るためと要点をおさえるため
こういった活動は年齢的に早すぎないほうがいいと院生はいっている。

そのRichards先生の話
KFの話やキャンプの話、部屋わけのはなし 教室の横に教師のスペース、その横に
マットをひいてごろごろできる部屋 そこでは、床に座ったミーティングをしたり作業をする
KFは、自分の知識や考えと他人の知識や考えとが広がっていくことで、新しい考えが生まれることをねらっている、大事なのは過程、だから、どんな間違ったことを書いても、(スペルは直すが)教師は消さない、そこのことに、誰かが書き足すことをねらっている もともとはボードにポストイットをはっていた でも落ちちゃう
そのあと、KF(B)の授業を5年生に それは、KBの原理の確認をパソコンをみながら一問一答でしていた 6年は、自分の横顔を切りとり、そこにさまざまな雑誌を貼っていってコラージュ風の自分の横顔を作る活動を、霊の部屋でしていた(プロファイルのこと)
パソコンはよく落ちていた そのたびに 子どもは パソコンを交換していた

午後は、ミラー教授へのインタビュー 
  教師教育の重要性 KBとの思想の違い spiritualityの重要性 などなど
4時から Richard先生へのインタビュー なんどもできていた、safe(安心感)と公立学校への反発 

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すんません、ちょっと忙しくて注がつけられませんが
ここまで読んでこられた方はだいたいわかると思います。

逆日記。それは、自分の足跡をたどり、過去を新しい過去にする取り組みです。

トロント逆日記(4)

はい、台風で休講となり、授業がどうにも回らなくなったhirotakaです。
そして、また、台風が来るんですよね。
たいふうううううう。ふうううううううう。

なにもかもとばしてしまええええええ。ひゃははははははははははは。

ちょっと智恵子してみました。(最近講演でレモン哀歌を使っているもので)

こまつさま。トリさま。
美術をやる人たちのことばは、どうして、こんなにも
シンプルで、射程が広いのでしょう。
いつも感謝しています。

ICSでは、出ていく自由があります。しんどくなったら
教室を子どもは静かに出ていきます。
場合によっては、助手の大学院生に助けを求めます。
また、隠れ部屋も多い。
ふつうの家を増改築したICSは、無駄なスペースがとても多い。
そこに子どもは入り込みます。
時間が経てば、自然と教室に戻ります。
あ、教室には、自分の机とか椅子とかはありません。
鉛筆すら、自分のはありません。備え付けです。

「イメージ力」、「ロジック」、「センス」。
日本人がどんな教科でも、やっていないこと。
というか、つぶしていること。
成績は、詳細は分からないが「独自性」「協調性」なども項目があるらしい。

トリさま
「自分の固有性に根ざして生きる。」
いいことばをありがとうございます。
でも、ゆるゆると人とはつながりながらですよね、こまつさん。

では、トロント逆日記(4)
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9月28日(火)

8時50分から1年生 ショウアンドテルみたいなやつ
9時から9時半 フランス語 1年生校長秘書の先生 授業うまい 歌と単語カードによる当て遊びと迷路書き
9時半から10時 1年生 言語の授業 Who is like you ? Who is different from you ? のプリントは面白いが、先生の子どもとのコミュニケーションのとりかたはだめ。子どもを待っていない、子どものこころをつかんでうごいていない。 よくない教師のすがた。子どもは 如実に結果を表している。
(注:ここまで1年生にはりつく。1年生の担任は、ベテランだがICSは1年目。上の通り。子どもはこの先生の前とフランス語の授業の時とは、別人。教材はおもしろのだが、「デザイン性」はよくて「出来事性」がだめ、という授業論的に典型的な授業)

10時半から11時 2年生 先生の読み聞かせ うまい 声量など考えている そのあと日本学生の「なべなべそこぬけ」 子ども達大騒ぎ
(2年生の先生は、1年生の先生と対照的。そのことばは、音楽のような抑揚がある。しかも少ない。身振りも自然。)

11時半から12時 音楽 おもしろい 教育技術あり
(体を動かしながら声を出す。ドシラソファミレドを体を使って歌う。その後、レを抜いたり、レとシを抜いたりしてゲームのようにする。そのあとは、なんと声のエフェクトのいろいろをマイクを通して学ぶ。声にいろいろなエフェクトをつけて、遊びながら、声がいろいろに変化することを学んでいた。こんな授業日本では見たことない)

12時から12時半 ドラマ シェークスピアの実演の最初 グループ分けして練習していきなり人グループにさせて、フィードバック
1時半から ドラマの授業 おもしろい が、女の子のうまさと男の下手さが際だつ フランスとの類似と違いがおもしろい 日本とも比べてみたい 
2時半から 校長の話 トロント大学からお金が出ていることに驚き 先生の給料は授業料でまかなっている 200人しかいない児童 1000人が待っている

その時考えた、ICSと共同で行うプロジェクトの概要

五感を働かせた教育活動の国際的な交流

日本とカナダ(ICS)の子ども達が、五感を働かせた次のような活動を行い、その過程と
成果を交流させて、それぞれの文化の類似点や相違を知りながら、自分自身の感覚を広げていく教育プログラム。

教育活動の種類
・俳句
・ドラマ
・その他

交流のさせ方
・ビデオや冊子、による交流
・インターネットによる交流
・KFによる交流

期待される実践としての成果
・自分自身の感覚の深化(自分の創作)
・国際的な交流による、文化間の類似と相違の発見
・自分自身の感覚の国際的なレベルでのつながりの発見とさらなる新しい感覚の創造


期待される研究としての成果
・日本、カナダ双方に適した、センスフォーラムのカリキュラムの提供

研究の意義
・単なる国際交流ではなく、感覚を広げ深めるための国際的交流のプログラムを開発、提供する
・ホーリスティック教育の成果とKFの成果を生かす

フランスも入れるとおもしろいかも

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いかがですか。ちょっと飽きてきたかな?
あと二日あるからね。

トロント逆日記(3)

鹿児島から帰って参りました。

学会については、・・・・

ただ、久しぶりに同士たちと語らい、
次の戦略へと夢を紡ぐことができたことが大きな成果でした。

しかし、私の場合、いろいろな人とのかかわりがありすぎて
そのかかわりどうしがうまく重ならないことが多く
時々、一人で、なにもかもやっていきたい衝動に駆られることもあります。

健さん(高倉健ね)が抑えに抑えた怒りを爆発させて
敵の組にひとりで殴り込みをかけるのは
かっこいいんだけど、
本人は、みんなでいくより楽だい!!みたいな気持ちだったのかなあと
思います。

あ、なぐりこみ、かけます。
失うことへの不安は、私には、ないので。

ただ、失うものがない人が
「私には失うものがないんで」とは言ってほしくはないですけどね。

さて、トロント逆日記(3)でございます。

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9月29日(水)

8時半にリチャードのクラスに行く。日直が鉛筆を削っていた。大量に。日割りの仕事があるらしい。
(注:日直はいくつかの仕事があり複数で1日の仕事をこなします。先生ももちろん来ています。このあたり、ちょっと昔の日本の小学校という感じ)

そのあと、別の先生が作った、先週のキキャンプにまつわる語彙をクロスワードパズルにしたものにチャレンジしていた。できた子は、籠に。
(注:日本で言う、朝のチャレンジタイムみたいなもの。)
kurosu.jpg

そのあと、ニュースクルー。5人のところ、一人居残りで3人になかった?ので3人。それぞれ、新聞を全部読まず、大事なところにハイライトとして5W1Hに気をつけて話させていた。質問は自由に受け付ける。それを、例の小部屋でみんな座らせてやっていた。ハリケーンと鯨のことと子どものエイズのこと。なかなかよかった。
(注:5/6年の教室は、明の教室とその横の細長い先生用の部屋がありその横に教室の四分の一ぐらいの小部屋がある。その小部屋には絨毯が引かれ下に座ってミーティングしたりしている。ニュースクルーは国語の時間にやっているわけではないが、先生の意識では完全に国語の取り組み。あと、社会状況を知るという面も大きいと教師リチャードは言っていた。新聞というちょっと長くて難しめの文章を全部読まず、要点だけ読み、マーカーで色をつけ、5W1Hの形になおして、話しことばでみんなに語る、という活動。質問がどんどんひろがっていった。)

そのあと、5年は図書室、6年は数学(終わったら)プロファイル(終わったら)タイプ(キャンプのことを下書きしたやつのタイプ清書)をやる。それぞれに先生と助手のきめ細かい指導。
(注:プロファイルとは、自分の横顔を鏡に映すかなんかしてその輪郭に沿って雑誌などの紙をまず切る。そうすると自分の横顔の形をした雑誌の切り抜きができる。その切り抜きに今度は別の雑誌や新聞などを切り抜いて横顔の台紙にはりつけていくもの。自分を象徴するような写真や色や文字のコラージュが自分の横顔の台紙にできあがるというもの。これって、美術・美術教育の方ではこんな手法があるんですか?)

下に降りて、3歳児のクラス。日本の学生の、腹ぺこ青虫と歌の実践。
11時からリチャードのクラスで真夏の夜の夢。ここで突然非常ベル。避難訓練。子ども達にとっては突然だったが、慣れっこ。教師は、今日か明日かにあると聞かされていたようだ。子ども達は慣れたもの。そのあとすぐ授業に戻った。その場で与えられた役をみんなでこなす。動きの指導がだいぶん入っていた。
12時前から校長とのミーティング。

1時半からスタッフミーティング。親和女子大学の学生の歌の披露。「ふるさと」と「みんなで歌えば幸せだよ」。自己紹介あり。芝居のことをいう。
校長はとても気を配って話をすすめていた。センスフォーラムのうけはとてもよかった。
科研の調査については、文化の違いと公立学校の違いの話が出た。統合というところでは、一つのテーマについて、いろいろな科目や活動をつなげていくことが語られていた。
(注:センスフォーラムとは、前に示したKnowledge Forumのまねで、私が名付けた、プロジェクト。
自分の感覚を他者とつないていこうという考え。ううむ、これっておもしろいんだけど、まだ、アイデアの卵。)

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こんな感じです。
今回の学会の前のある会合で
この学校のことを紹介したところ
みなさん大変関心を持っていました。
だって、世界的に意味のある学校だからね。

いいところに行きました。

来年もなんとかお金を工面して行こうと思います。
だれか、一緒に行きませんか?

トロント逆日記(2)

明日から17日まで、鹿児島で学会です。

今回は発表がないので、気楽。
でも、私の研究室の院生が、児言態で発表するので、ちょっとどきどき。
まあ、本人の問題だけどね。

鹿児島では、おいしい黒豚ラーメンを食べるんだい!!

あ、こまつさんをはじめ、おみやげを欲しい方は、
hirotakaまで代金を納入のこと。

さて、トロント逆日記。(2)であります。

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9月30日(木)
8時半にリチャードクラスに行くと、子ども達の半分がバスでランニングかなにかに行っていた。これも突然か?
(注:リチャードクラスとは、私が張り付いていた5/6年合同クラス。全22名。この日は、半分ぐらいの児童が、バスに乗ってどこかの競技場に行ったらしい。詳細不明。こんなことはよくあるらしい。ちょっとリチャードは切れていた。)
授業が大幅に変更。9時からフランス語。その間、リチャードから統合された教育実践の実際を教えてもらった。十二夜がどんなバリエーションで授業されたかとか、文学の授業で何を教えていくのかとかなかなか興味深かった。特に人物像をさぐる授業のやり方はおもしろかった。
(リチャードは、12年目の先生。このICSに来て6年目。それまでは、公立学校にいた。大学では英文学を専攻。クラスの児童がフランス語の教室に行っている間に、授業の進め方の実際を教えてもらった。例えば、シェークスピアの「十二夜」をやるとしたら、作品を読むだけではなく、子供向けに書かれた「十二夜」を合わせて読む、子どもがシェークスピアの時代に迷い込むという児童文学作品を合わせて読む、劇用の衣装を美術の時間に作る、当時の天文学などの状況を勉強する、登場人物のキャラクターを探るために、その人物を形容詞一語で言い表してみる(作品から根拠を抜け出させて)などなど、ICSの教師たちがいう、「統合教育」の実際を教えてもらった。)

そのあと、リサーチャーリチャードへのインタビュー。
(リサーチャーリチャードとは、リチャードという名前の(偶然5/6年担任と同じ名前)この学校専属の研究主任。研究者!!!という感じの風貌)
体調悪い。しんどいまま彼の話を聞く。理念的なものが多く、教師リチャードからの話を超えるものではなかった。これを追究する意味があるかどうか。理念をもらえばいいか?それともソフトをゲットするか?
(リサーチャーリチャードの話は、Knowledge Forumの話。)
午後からは、アートとドラマの授業。アートは、3歳児?4歳児?がはしごみたいなもので色をおしつけて紙に押し当てていた。偶然性のアート。これも子どもの発案らしい。そのあとの片づけがおもしろい。アップテンポの音楽のもとに、遊びながら後かたづけから机拭きまでこどもがやっていた。
次は2年生。前に書いた虹のさまざまな絵を机の上に展示し、自分がどの絵がスキかまたその理由を発表。先生は、そのわけをタイトルのようにして、紙に書き込んでいた。この発想は使える。
ドラマの授業は、ワークショップの連続。大変ためになった。これが、ドラマ(演劇)の基礎基本の授業かもしれない。
・○人でモンスターをつくれ(音楽に合わせて)
・音楽が変わったら、○人でひっついてストップしろ
・パントマイムをつないでいって話をつないでいく(なんのつもりでやったの?と最後に問いながら)
・3人が出て二人が横で早口ではなし、真ん中の一人が何の話か聞き取る
・1分間で○○のテーマで話せ
など。30分の時間をみごとにやっていた。
この子ども達は3才からこんなことをやっているので、全く臆することがない。大変な能力が育っている。表出力。
疲れ果てて寝る。

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ICSのビデオあります。
見たいでしょ?

でも、倫理上の問題で、公表できません。
ただ、お近くの方は、10月23日(土)学思会勉強会でお見せします。
ご希望の方は、ぜひご参加下さい。
10時から、hirotakaの研究室です。
わからん人は、メールちょうだいね。

トロント逆日記(1)+α

ご無沙汰しております。

カナダから帰国後の私のスケジュール
10月4日(月)帰国
10月5日(火)朝から授業夜7時帰宅
10月6日(水)朝から授業夜7時帰宅
10月7日(木)小学校の授業研究会朝から晩まで
10月8日(金)別の小学校の公開研究会 講演もしたさ!!

で、9日の夜から仕事で東京に行くことになっていたんだけど
台風が来る!!! しかもすごい台風!!!!

そんなわけで、9日に出発したのでは東京に着けないと考え、
10月8日(金)23時48分に尾道から寝台特急富士に乗車することに決定。
切符もないまま、尾道駅へ。

「切符販売は23時で終わりです。コンピューターが止まってしまうからねえ」
ええええええ。尾道駅駅員のおことばに、大ショック。
でも、すぐに「まあ、車掌に頼んでみたら。多分大丈夫だよ」
と、言われ、どきどきしながら、富士に乗り込む。

車掌が来て事情を話すと、では、こちらへ。
というわけで、11号車のB寝台上段を与えられました。

先日「あさかぜ」の個室寝台に乗って全く寝られなかったので
大丈夫かなと思ったのですが、上段は寝られた!!
列車の振動を直接感じないからかもしれません。
12時過ぎに寝て、起きると6時。
浜松あたりのはずなんですが、
なんだか、変。

そのうち、止まりました。
静岡県豪雨のため、東海道本線が止まってしまったのです!!
それから3時間、足止め。浜松駅を目前にして、です。

動き出したものの「この列車が東京駅に着くかどうかわかりません。
浜松駅で新幹線に乗り換えてください。」

というわけで、指定されたこだまに浜松に乗り換えて、東京へ。
ようやくようやく、3時間遅れで、東京に着きました。

東京では、台風をひたすらホテルの中で耐えました。
テレビではいろいろすごい場面が報道されていましたし
窓の外はすごい状況でしたが、ホテルの中は全く大丈夫。
早く着いて正解でした。

仕事をいろいろこなし、10月11日(月)広島空港に帰ってきました。

というわけで、HPの更新が遅れたわけです。
そして、はっと気付くと、休みがない!!!!!!
私の休みは、18日までお預けです。(15〜17日は鹿児島で学会があります)

さて。
お待ちかね、トロント逆日記。
10月1日分です。

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10月1日
フリーディー 
ベイステーションのネイティブカナディアンの店に再び行く。子ども達に絵を買う。
kanada.jpg
(注:トロント滞在の最初の頃に行ったネイティブカナディアンの店がとても気に入った。だから、もう一度行きたかった。だいたい、カナダ土産って、メープルシロップ以外になんかある?カナダのアイデンティティーにとってこれはたいへんゆゆしきこと。でも、このお店のおかげで、カナダはカナダでいられる、と思った。なお、このお店の周辺は、おしゃれな小店が多く、なかなかおすすめ。ここで秘密のおみやげも購入。うふふふふ)
そのあとは、いろいろ。お昼はsukiyaki rice ball 。
(注:EDOという名前のファーストフード店。でも、鉄板で肉を焼いて、ご飯にのせてくれる。おいしい!!
ただ、味付けが、ナンプラーぽいというのはいかがなものか。でも、日本食に飢えている私には、おいしい。)
夜は、なにしたかなあ?
(このあたり、体調があまりよくなかった。正直しんどかったかも。だから、あまり覚えていない。)

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というわけで、あまり何もない一日だったのですが、ただただ、よく歩きました。
そして、これが、風邪ひきさんの一因になったのです。


帰っております。トロント逆日記(0)

はい、帰っております。
トロントからです。日本時間の19時半に広島に帰り、次の日(つまり今日)
は、さっそく仕事をしておりまする。ふう。
10日間たまっていた仕事にたちむかっております。
仕事ちゃん、私を忘れずまっていてくれたのね♡
・・・・・・・・・
トロントからバンクーバー5時間、バンクーバーから成田9時間
その間に、どうも熱が出てしまい(ナイヤガラでうたれた雨のせい!!!
がたがたふるえながら寝たり起きたりしていました。
今も、ぼうっと、そう、時差ボケに重なって、ぼうっと
しています。
頭は日本ですが、体が、いや、体が日本ですが、頭はトロント
いや、ああ、どっちでもいいですが、そんなかんじです。

さて、トロント。

トロント逆日記。というのを連載するつもりですのでよろしく。

で、その第0回。
日記を逆に記してまいりまする。
原稿は、ほぼ毎日つけていたパソコン日記。
インターネットサービスがつかえれば、そのまま
劇的に載せようと思っていました。

途中途中に注も入れながら書いていまいりまする。

10月3日 
(トロント空港にて)
4時前に起きて飛行機に乗る。
(注:飛行機は9時発。行きの時の乗り継ぎの恐怖があったのでできるだけ早く起きてできるだけはやく空港に行きたかった。そのおかげでスムーズにチェックインできたが・・)
まあ、いまんところ順調。
(というのは、ここまで。トロント発バンクーバー行きの飛行機の中で、寒気が来だした。この飛行機では寝ないでおこうと思って無理していたのも響いた。バンクーバー発成田行きでは、もう完全に、ガタガタ震えていた。食事後、ハッキリエース(解熱剤)とドリエル(睡眠誘導剤)をいっぺんに飲む。がたがた震えながら寝られず。2時間経って(離陸後3時間、着陸まであと6時間)の段階で効き始める。眠くて眠くて、でも、狭いエコノミーではすっきり寝られず、でも、うとうと、苦しいのと寝られて楽なのと、熱が引き初めて汗が出始めたのと、のどが渇いてきたのと、いろんな状況で、大変苦しい搭乗だった。一番眠られたのは、成田から羽田までのリムジンバスの中だった。帰った日は、10時から7時まで眠っていました。畳みで寝ることの快感!!!!)

10月2日
ナイヤガラに思いもかけなく行く。親和女子大学のバスに乗せてもらう。
(注:このトロント行きは、親和女子大学の学生実習に便乗したものでした。親和女子大学の教員の方の一人がたまたま私と同じ研究グループの一員で、お金は科学研究費で行くのですが、通訳とかさまざまなサービスは親和女子大学の援助があったのです。詳しくは、こちら
ナイヤガラはすごいが、ふーんというかんじ。その後、トロントに帰るバスステーションまでえらいぬれながら、また、お店に入ったりしながら、行く。公園を通る。Amyがかわいかったし、伝票の絵もかわいかった。
(注:Amyは、ナイヤガラで入ったレストランのウェイトレス。かわいかった。だって、レシートの裏にこんなことかいてくれるのよ♡♡)
041005_214901.jpg

夜は、寿司屋に行く。詳しくは、HP。
親和女子大学のミーティングの最後に出る。挨拶する。学長から公立学校もいいよと話される。
(親和女子大学の学長山根先生は教育学の権威。国際交流を盛んにやっておられる。)

ということで、今日は、2日まで。これから遡りまする。


今トロントです。そして・・・

今、トロントです。

嘘ではありません。いまは、トロント時間の夜9時半。

ホテルのインターネットサービスが、帰る前の日にようやく復旧したのです。

なんということ!!

最初の日は動き、また、止まり、3日目に少し動き、また止まり、そして、今
快適に動いています。

で、劇的を見ると。

ああ、なんというか、掲示板にした方がいいと思うような状況で。
一度、オフ会でもやりますか?


さて、トロント。

カナダは、世界でした。


この一言です。


アメリカが、「ワールドシリーズ」なんてほざいているのが
茶番だと言うことがよく分かりました。

今日は、中国人(多分香港系)が経営する、寿司バーで
「baseball sushi」を食べ、横では、白人のカナダ人が
器用に箸を使って「assorted tempura」(天ぷらの盛り合わせみそ汁とご飯つき)
を食べる横では、黒人が韓国人と英語で話しながら、コーラとなんかを食べる隣で
「お勘定いいですか?」と私に声をかけた従業員は、マスターと広東語で話した後
女性従業員に英語で、「next table」とかなんとか言っていました。

アメリカ系のホテルではいやな思いをした私は、町ではほとんどそんなことはなく
なんでみんなこんなに親切なの?というぐらいでした。

ナイヤガラと、松井がほとんどでなかったヤンキース対トロントブルージェイズ戦と
は見ました。
あとはひたすら、研究的お仕事です。

でも、いっぱい持って帰れそうです。


研究的お仕事の結論。

とにかく、なんかやろうや、みんなで。


でした。


では、詳しい報告は、日本に帰ってから。

日本時間明後日、20時に広島空港に帰ります。

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