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隷属知:ブレイク

 監獄の状況は耐え難いものです。拘留者には人間に値する生活が必要です。彼らのもつ権利が尊重されていないからです。私たちはこのスキャンダルを白日の下に曝け出そうと思っています。
 最近起こった出来事は新聞や雑誌に警鐘を鳴らしてきました。しかし、私たちは運動が衰退していき、忘れ去られていくことを望みません。現実的な変化が起こるようにしなければならないのです。だからこそ、私たちは、大規模な長期にわたる世論に対するキャンペーンを立ち上げ、これを続行したいのです。
 私たちは監獄で実際に何が起こっているのかを(それに関して行政当局が語ること以外にも)知るために、みなさんの助けを必要としています。施設の状態はどのような様子か、衛生状態、管理当局はどのような様子か、嫌がらせや処罰はどのようなものか、面会状況、面会室はどのようになっているか、家族と拘留者との関係はどのようなものか、管理当局が尊重しない権利はどのようなものか。
 こうした情報を収集するにあたって、どうか手伝っていただけませんでしょうか?拘留者と元拘留者の助けを借りて、同封した質問表の回答欄を埋める必要があるのです。
 私たちのうちの誰かに質問票を提出することができない場合には、GIP(監獄情報グループ)(ヴォジラール二八五番地)宛てに連絡をとってください。
 みなさんに感謝します。
                                   監獄情報グループ


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ミシェル・フーコー  1971年2月 拘留者とその家族にあてた文書  西山雄二訳
フーコは、監獄情報グループの設立者。
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隷属知。 隷属されるものの知。隷属された位置の知。
フーコーさんは、「隷属知」を「科学的な知」から解放することを考えたんだそうです。
「科学的な知」というのは、「むずかしい理屈」ということでしょうか。
フーコーさんは、拘留者とその家族の支援を支援する中で、いろんなことを考えていたんですね。
フーコーさんも、精神的な拘留者だったのでしょうか。
当事者じゃないけど、当事者みたいな人。
ところで、70年以後世界(特にヨーロッパ)では左翼が大きな発展を遂げていきます。
教条的なマルクス主義から、当事者性を帯びた政治運動へと発展します。

じゃあ、日本は?
ははははは、ずっと(ほんの一部を除いて)同じ政党が政権を握っていましたね。

はい。ブレイク、終わり。

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