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おはなしおはなし(2)

というわけで、「構想」に載せた、駄文の第2作です。
ここから、「東広島風俗探訪」の連載が始まります。

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東広島風俗探訪


序章 心構えの巻
 今回から、「東広島風俗探訪」を連載することになりました。よろしくお願いいたします。ええ、どうぞよろしく。で、今回はどのようなところにおいでになったので?いや、今回は時間とお金の関係でどこにも行けなかったので、これからの連載に向けて、心構えを一つぶっておこうかと。いやいや、それでは困りまする。せっかくの初手、ば〜んとやってもらわんことには、雑誌全体にもよくない影響が。なにをおっしゃる。私がこれから連載するものは、そんじょそこらの「風俗物」ではござらぬ。「〜スポーツ(〜には、東京、中京、大阪、九州などがはいる)」にあるごとき 「風俗物」は、いたずらに男心を惑わし、邪な心を奮い立たせるもの。我が輩がやりとげんとするものはそのような「風俗物」ではござらぬ。「風俗」の「風俗」たる所以を、読み手諸君に認識していただくものである。であるから。いや、おっさん、それはわかったって。で、具体的には、どうしたいんや。くだくだご託をならべとかんと、さっさと本題にはいったらんかい。いや、そんなご無体な。やかましい!!人が下手にでたら、ええ気になりやがって、ええかげんにせえ。いやああああ、そんなこと、もっと言って!!???え?ま、ええわ。はよ次に行かんかい!!!ああ、それそれ!そのことばが、私を痛めつける。そのことばが、私の生きていく証。あなたに、なにかを吐かれることで、わたしは、その都度、あなたの愛を確かめていく。あなたは、そのことがわかって、ことばを吐く。鞭をふるう。私は、落ちていきながら、行き着くところが、あなたとの、甘美「共同体(コミューン)」であることを知っている。知っていて、あなたはなにも言わない。何も言わないからこその、コミューン。ね?だから、こう言ってしまったら、あなたとの「関係」は終わってしまうの。「説明」のことばでは、コミューンには行けないのよ。ね。ゆるして。もう、わたしは、あなたの「奴婢」では、もうないのよっ。せんせ・・・・・私は、別に、せんせとそんな関係では・・違うのっ!!!もう終わったの。始まったときに、私は「説明」をしたときに、終わったのよっ。せんせい・・・なんで女言葉に。奴隷を表象することばは、「女言葉」しか発明されていないさかいに。(序章終了)

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コメント

団様。
コメント、ありがとうございまする。

誰も、何も、言ってくれないんだ。

も、いい。

と思っていたところのコメントでございました。

「構想」最終号に向けてのカウントダウンのつもりで
もりあげておりまする。

がんばりまする。

こする。

ども。「構想」編集人です。いや、あらためてhirotakaさんの作品を読み返してみると、感慨深いものがありますね。

hirotakaさんには、第2号から毎回、寄稿いただいて、本当に感謝しています。一回きりでつぶれちゃうんじゃないか、と思っていた「構想」が今日まで続けられたのは、hirotakaさんのお陰です。いや、ほんと。

また、表現者としても、hirotakaさんの「ことば」には、毎回良い刺激を与えてもらいました。第2巻の「愛ちゃんへ」もそうですし、第3巻から連載の「東広島探訪」もそうだと思いますけれど、hirotakaさんの「ことば」ってすごく対話的で、たくさんの「声」がわいわいがやがやと騒いでる感じですね。モノローグではなくてダイアローグ。(ポリフォニー?)

hirotakaこのブログでも時折、仰有っておられますが、「虚構の力」ということ。「虚構」のテクストにしか出来ないこと、現実を超えながら、限りなく「現実」に刺激を与え、作り替えていくような、「虚構の力」。もちろん、我々が「現実」と呼んでいるものも、またひとつの「虚構」にすぎないわけですけれども、そういう「虚構の力」を、「構想」を通じて、またhirotakaさんをはじめとした執筆陣の「ことば」を通して、考えさせられた五年間でした。

ともあれ、来る3月23日発行予定の最終号への投稿&「構想」へのあたたかいメッセージ、ありがとうございました。まだまだ原稿の集まり具合は芳しくないのですが、どうにか23日には最終号を完成させたいと思っています。どうぞ、お楽しみに!

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